彌美神社祭礼 5月1日

幣迎え

午前11時頃、拝殿前から一本幣を先頭に、七本幣、王の舞、獅子舞、小幣と続き、大御幣の待つ参道下まで行列をします。 王の舞の舞人は、彌美神社祭礼ではこのとき初めて王の舞の装束を付けます。そして師匠が付き添い参列します。

囃子方は麻生が担当し、王の舞の笛を終始吹き続け、幣迎えの現地へ同行します。 幣迎えは大御幣と一本幣、七本幣が最初に幣振りという形で行います。それは、一本幣に宿る神を大御幣に移す儀式だとされています。 一本幣は、毎年新庄が担当し、大御幣は興道寺他3組が年交代で担当します。 次に王の舞、獅子も大御幣に挨拶を行います。王の舞の幣迎えは大御幣に拝礼します。拝礼は仰向く形で3回行われます。 獅子も口をカポッと3回打って拝礼が終わります。 幣迎えの終わったものから参道を引き返しますが、先発の、のろのろ歩きの一本幣を追い越してはならないことになっています。 幣迎えの所要時間は年によって異なりますが、おおむね1時間30分ほどです。祭礼前半の見どころともいえる部分です