近年、若手医師の都市部への集中、開業医の増加、診療リスクの回避等により、全国的に地域間の医師数の偏在問題があり、福井県においても、県全体としては医師数は充足しているものの、嶺南地域については医師が不足している状況であり、早急に改善を図る必要がある。 しかしながら、現下の状況においては、医師の不足している嶺南地域の病院では他地域の病院からの非常勤医師の派遣などで臨時的に対処しており、この問題に対処する恒久的かつ効果的な方策が実施されていないのが現状である。
このため、医師を養成する国立大学法人福井大学医学部ならびに嶺南の病院との連携を図り、医師確保に向けた奨学金制度を始めとする各種支援制度の実施により、嶺南地域の医師不足を解消し、医療水準の向上に寄与することを目的として、嶺南医療振興財団を設立する。
|
||||||