Diary
きっと長続きしないであろうが…
書き残せることがあれば
 Tuesday, 7 December,2004   猫森堂通信より
サークルのMLに書いたのを再録します。
 
10月のサークル「割れないシャボン玉」づくりの時,エリコさんが鉄筆を貸し
てくれました。その時ボクは普通にお〜鉄筆なんて持っててスゲエなぁーと思っ
たんですが,ミカちゃんなんかは「てっぴつ?」という感じでした。そこで「ガ
リ本」という名の由来はガリ版にあり…という話をしてたんですが,後になって
「そー言えばボクは印刷関係(?どう言っていいか分からない)が昔から好きだ
った」コトに気がついたのでした。
 
例えば,印刷関係で一番古い記憶は保育所時代,先生たちがインクを付けたロー
ラーで何かを刷っていた場面。おもしろそう〜と思った記憶があります。今にし
て思えば,あれぞガリ版(謄写版)印刷。ヤスリ板の上にロー原紙を敷いて鉄筆
でガリガリ削って版を作ってたんでしょうね。
 
それから小学生時代に,親父が青焼きコピー機をもらってきて(?),自分の書
いた絵をコピーして遊んでいました。コピーと言っても今のコピーとは全く違い
ます。美香ちゃんはかろうじて知っているようですが,今でも大判設計図など建
築関係などでは使われていますね。ジアゾ感光紙という専用紙にトレーシングペ
ーパーに黒一色で書いた原稿を重ね感光させます(あの青白い感光用ライトは何
かなぁ?ブラックライトみたいな感じでしたが)。その後すぐに現像液で現像。
これらはローラーの中に差し込んでいくと自動で行われる感じ。1枚ずつしかで
きないから大変でした。
 
小6の時は劇の台本づくりで職員室の青焼きコピー機(大きかった!)を使わせ
てもらいました。また,卒業文集を作る時は,ガリ版が進化した謄写版で,原稿
をトラペンアップ(これも説明しないとイカンか…?)みたいなのでピカッと光
らせて原紙に製版して輪転機で印刷しました。巨大なプリントゴッコという感じ。
母校は当時としては進んだ印刷システムがあったようです。
 
中学校1年ではもっぱらボールペン原紙。ガリ版用のロー原紙はヤスリ&鉄筆が
必需品でしたが,ボールペン原紙は正にボールペンで原紙に直接書いて版が作れ
るもの。でも小学校のシステムを知っていたので,なんか逆行だーと感じていま
した。
 
中2になるとトーシャファクスなる製版システムを使わせてもらえるようになり
ました(学級新聞とか作ってた)。B4版の用紙に薄い青色でマス目が入っている
ファクス原稿用紙は便利で,今でも子ども達に文集を作ってもらう時に利用して
ます。この頃はファクスと言えばトーシャファクス。ぐるぐる回転する製版機の
左側に原稿用紙をセット,右側にビニール原紙をセット。製版をスタートすると
左側の原稿を読み取りながら針(?)で右側の原紙を焼いて孔を開けていくので
す。その時のニオイが臭くて臭くて…。
 
中3くらいに一時期職員室に簡易オフセット印刷機が入ったようでしたが,興味
津々で見るも,使わせてはもらえませんでした。
 
この頃には親父が仕事の封筒などを作るためにシャチハタXスタンパーのハガキ
サイズを購入。原紙はボールペン原紙でしたが,これも遊びに使わせてもらって
ました。
 
世の中はプリントゴッコが流行り始めていましたが,ボクが自分でプリントゴッ
コを買ったのは大学生になってからでした。プリントゴッコと言えば理想科学。
理想科学と言えばリソグラフですが,初リソグラフは高校1年の時のクラス文集
づくり(こんなんばっか)。ファクス製版よりも数段早く印刷も随分簡単になっ
ており,感動しました。但しこの頃のリソグラフはまだ製版部と輪転機が分かれ
ておりました(このタイプは教員3年目に異動した学校で再会)。
 
あらら,長くなりすぎ?こんなに長く書けるのはやっぱフェチだからかなぁ。つ
づきはいずれまた。
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