木造軸組工法
あらゆる工法の中で設計の自由度はNo.1の木造軸組み工法
木造軸組工法では、基礎の上に土台を置き、柱を立て、梁をかけて家の骨組みを作ります。ツーバイフォー工法のように壁で支える工法ではないため、壁の位置や窓大きさなどデザインの自由度の高いのが大きな特徴です。
また、木造軸組工法は、お客様の要望や敷地の条件のシ応じた最適プランを実現できます。間取りの変更も比較的容易なため、家族のライフステージに応じたリフォーム・増改築にも柔軟に対応できます。
木の家の魅力は「ぬくもり」と「優しさ」
木造軸組工法野もうひとつのメリットは「木」が持つ「ぬくもり」や「優しさ」です。外気の温度変化を和らげる断熱性、衝突の衝撃を和らげるクッション性、光や音を適度に吸収する反射抑制効果、気分をリフレッシュさせるアロマ効果、温度をコントロールする調湿効果。木材が持つ様々な能力が総合されて、木の家の快適さを生み出すのです。
「木は」鉄やコンクリートより強い素材
同じ重さで木材と墓の材料を比較すると、曲げの強度は鉄の約15倍、コンクリートの約400倍、圧縮強度でコンクリートの約10倍、引っ張り強度は鉄の約4倍、コンクリートの200倍以上もあります。
しかも鉄やコンクリートなどのように経年変化した状態を保つことで大変長持ちします。
鉄やアルミより、木は火に強い
一般的に木は火に弱い素材と考えられていますが、加熱実験では、木は鉄やアルミよりも強度低下が遅いという結果が出ています。木はある程度以上の厚みがあれば、いったん燃えると表面が焦げて炭化層を形成。これによって内部まで火が進行せず、強度が低下しにくい性質とあいまって、万一火災が発生しても燃え進むには時間がかかり、結果的に構造体も残りやすくなります。一方鉄は火災時レベルの熱(800℃以上)受けると急激に強度が低下、変形してしまいます。
「木」の長所を伸ばしたプレカット乾燥構造材
「木」は自然材料だけに反ったりねじったりすることもあります。この弱点をカバーするのが「プレカット乾燥構造材」です。乾燥させた木材を、コンピュータ制御の工作機械を用いてミリ単位の制度で加工する進化した材料は、高精度の施工を可能にし、腐朽菌やシロアリを寄せ付けない高い防腐性、防蟻性も実現しています。
湿気対策・結露防止
「木」の耐久性を伸ばすカギは湿気対策
世界最古の木造建築といわれる奈良の法隆寺。「木は本来非常に耐久性の高い材料なのでス。この耐久性を引き出す最大のポイントは実は湿気対策。一般に含水率が高い状態が長く続くと木を腐らせる腐朽菌が繁殖し始め、シロアリも湿気にさらされた木材を好む傾向を持っています。
逆にいえば、十分に乾燥させた材を使い、湿気を上手にコントロールし、湿気対策を施した「木の家」は、いつまでも安心して暮らすことが出来るのです。
通気工法で(壁体内結露」を解消
湿気対策で特に重要なのは、「壁体内結露」の防止。壁の中の湿気が室内外の温度差によって冷やされ、水滴化する現象で、住宅の耐久性を低下させる大きな原因となっています。
「新世代ハウス」では、結露防止機能として外壁内側に通気層を設ける「通気層工法」を採用。結露の元の湿気を小屋裏から室外に放出しています。
基礎全周換気工法
基礎を地盤面から400mm高に設定。基礎全周換気工法により、床下の高い通気性を確保しています。さらに、基礎と土台の相田にパッキンを取り付けることで、通常の床下換気口の1.5倍~2倍の換気が可能となり、腐朽菌の発生を未然に防ぎます。
防湿シートと防湿コンクリート
基礎のした全体にシロアリを防ぐ為の薬剤防湿シートを敷き詰め、その上に防湿コンクリートを打設。地面からの湿気を二重に遮断します。
耐震実験
日本最大の地震波を連続実験!!
<強さは実証済み安心の自由設計、本格注文住宅>
東京・清瀬市にある大林組技術研究所で、実物大耐震実験を実施。阪神淡路大震災や新潟県中越地震などで記録された過去最大級の地震波を連続3回実現。
震度7クラスの激震を連続で受けたにも関わらず、木材な破損など構造体の損傷もなく、極めて高い耐震性能が実証されました。
一工務店だけではなしえなかった実験もJAHBnet(ジャーブネット)という大きな力があればこそです。
省エネ性能
住宅の省エネルギー基準は断熱性能
1999年改正の省エネルギー基準では全国の6つの地域区分に分類。
それぞれの地域の住宅の断熱性能がきめ細かく規定されました。この基準をクリアした住宅は、環境に配慮しながら快適な居住性を確保できるとともに、住宅金融公庫の基準金利と割増融資を受けられるメリットがあります。
省エネ基準をクリアした「新世代ハウス」の断熱設計住宅
「新世代ハウス」は、住宅金融公庫の基準金利摘要住宅(省エネルギータイプ)の断熱構造基準をクリアする高い断熱性能を実現しました。
地域の気候特性を考慮して、住宅断熱材の量や施工方法、気密性の確保、窓断熱のレベルなどを綿密に検討。その地域にあった最適な断熱設計を実現しています。
次世代省エネ基準もクリアする住宅とは・・・
更に高気密・高断熱タイプの新世代ハウスは、住宅断熱材を使用し、気密・断熱性能を高め、次世代省エネ基準をクリア。年間を通じて部屋ごとの温度変化が少なく、夏涼しく冬暖かい快適な生活が実現できます。
冷暖房のランニングコストは一般の公庫住宅の年間約7万7000円の対して、この優れた高気密・高断熱工法の新世代ハウスは約3万9700円。
財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)より認定を受けています。
*次世代省エネ基準とは:⇒住宅に於ける地球環境温暖化防止を目的に、二酸化炭素排出量減少を目指し、冷暖房に要するエネルギーを20%削減できる性能レベルのこと
安心、安全、汚れない住宅、火を使わない快適な「オール電化」の暮らし
火を使わないオール電化にするとさらに高い省エネ効果が得られます。一般家庭で消費されるエネルギーの約28%は給湯によって使われています。この光熱費を削減する為に、今注目されているのが環境にも優しいオール電化の家。昼間に比べて70%もお得な夜間電力を利用して貯湯するエコキュートのランニングコストは、なんとプロパンガスの約1/12.。国からの補助金制度も利用できます。
また、火を使わないことにより、火災対する安全性も高く、また空気を汚さない快適な暮らしを実現します。
シックハウス対策
シックハウス対策は住宅の常識です。
VOCの放散量がほぼゼロの建材を使用
シックハウス対策の基本はVOCの法案のできるだけ少ない建材を使用することです。そこで「新世代ハウス」ではシックハウス対策として、ホルムアルデビトをはじめとする。VOCの放散量がゼロ、若しくは限りなくゼロに近い建材や住む人の健康に配慮した家づくりを実践しています。
24時間換気システムで有害物質を強制的に排出
シックハウス対策でVOCを放散しない建材を使用していても、家具などからの放散は防げません。「新世代ハウス」の24時間計画換気システムは、毎日の暮らしの中で生じるCO2や臭気、VOCを強制的に屋外に排出。加えて、喘息やアトピーの原因といわれるカビ・ダニ・フスダストもこの換気システムによって効率的に排除し、室内の空気を常にクリーンな状態に保っています。
また、オプションにより、外からの花粉や粉塵をカットする空気清浄フィルター付仕様もご用意しています。
※シックハウス症候群とは、合板や壁クロスの接着剤などに使用されるホルムアルデビトなどの化学物質≪VOC=揮発性有機化合物)が原因となり、目の痛み、せき、頭痛、めまい、吐き気、不眠などのアレルギー症状が引き起こされもので、厚生労働省では健康の為、13種類のVOCについて室内濃度指針値を定めています。2003年7月にはシックハウス対策に関わる改正建築基準法が施工され、24時間計画換気システムの設置などの対策が義務づけられました。
ユニバーサルデザイン
家族全員に優しいユニバーサルデザイン住宅
小さなお子様からお年よりまで家族全員が安心荷暮らせる住空間を実現しようとするものです。危険な段差の解消、手すりの設置、広い廊下、揺るやかな階段など、万一に考慮した気配り細部にいたるまで徹底しました。
また、転倒したときにも家具などの硬いものに衝突しないように、ゆとりを持って暮らせる空間作りをご提案。万一の事故を防ぎ、移動しやすい、家族全員に優しい住宅作りを心がけています。
以外に多い家庭内事故を未然に防止
人工動態統計よれば、1997年に家庭内の事故で1万314人が亡くなっています。中でも65歳以上の死亡原因としては交通事故より、安全なはずの家の中での事故に意外なほど危険が潜んでいることがわかります。
家庭内事故の3割を占めるのが「階段」と「浴槽・風呂場」での事故。
高齢者の割合も高く、怪我の程度も重いのが特徴です。
自由な設計プランが可能な木造軸組工法
木造軸組工法は、柱と梁など木の骨格によって家を支える工法です。木造軸組工法の大きな特長は、自由な設計プランが可能なこと。例えば2X4工法(枠組壁工法)などのように、壁ではなく柱で支える工法なので、壁の位置や窓の大きさに制限が少なく、間取りなどを自由にアレンジできます。また、増改築も容易で、子供の成長や独立、二世帯同居・三世代同居といったライフスタイルの変化にも柔軟に対応。更に安心・安全な耐震設計、耐久性を高める湿気対策、省エネで環境問題の貢献する高断熱性能、健康を守るシックハウス対策など、日本の風土に合わせて進化を続ける木造軸組工法が、今高く評価されています。