ターファイトクラブ 02年産駒
Grace-03
父サンデーサイレンス 母ランバダスタイル 母父ダンシングブレーブ 募集価格5000万円
サンデーサイレンス産駒らしい、スピード感溢れる好馬体です。
やや父産駒の牝馬のこの時期としては、気持ち筋肉が前躯に付きすぎの感はありますが、
重い感じはそれほど受けず、全体のバランスは非常に良くまとまっています。
ただ気になる点がひとつ。顔付き・目つきは良いのですが、写真では顎の張りがよく見えません。
顎は競走馬にとってとても重要な部分です。食べることが出来ない馬は競走馬として大きな不利です。
出資に際しては、その点を十分クリアーにして望みたいものです。
それ以外ではややトモが薄いですがSS産駒ということで問題にはならず、
他に特に気になる点もなく、全体的にうまく良くできた形だと思います。
5000万円という価格はSS産駒ということを考慮しても高いですが、魅力はあります。
Grace-37
父タイキシャトル 母ステファニーチャン 母父アーミジャー 募集価格1600万円
フレッシュマンサイヤーランキングで1位になったタイキシャトル。
まだ成長力は分からない部分がありますが、スピード遺伝は大したもの。
まず本馬の良い部分は顔。この手の目つきをした馬は個人的に大好きです。
そして全体のバランス自体もそう悪くはありません。トモがしっかりしているのは好感が持てます。
ただ若干気になる点をあげれば、まず肩のラインです。
父がタイキシャトルであるのなら、肩のラインがもっと立っていて欲しいところです。
ただ前躯の造り自体が悪いというわけではありません。父産駒の傾向として好ましいと言うことです。
後は飛節の角度が緩いということです。これは明らかにタイキシャトルと同じです。
タイキシャトル産駒ではなければマイナス点にするところです。
ですが、この状態でトモの力が不足していると、芝での瞬発力勝負では大きなマイナスとなります。
本馬の繋などを見ていると芝に適した造りのように感じます。その辺りが気になる部分といえます。△の上。
Grace-42
父グラスワンダー 母リスクフローラ 母父ノーパスノーセール 募集価格1200万円
02年産駒がファーストクロップとなるグラスワンダーですが、産駒を見ていると出来にバラつきがあります。
この辺りがグラスワンダーの種牡馬としての欠点となる可能性はありますが、ロベルト系の種牡馬。
逆に一発大物が出る可能性のある血統とも言えます。個人的には頑張って欲しい種牡馬です。
さて本馬ですが、現時点のバランス自体は誉められた物ではありません。
ただ各部の造りを見ていくと、そう問題となるような箇所は無く、今後の成長次第で変われる馬です。
前躯などは間違いなくしっかりしてくるでしょうし、やや小振りではありますが、後肢の造り自体も悪くありません。
顔もまずまず。ただ気になる点がひとつ。どうしても脚元が貧弱に見えてしまいます。
この辺りをクリアー出来るのであれば、募集価格的にも楽しみはあると感じます。

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