ターファイトクラブ 01年産駒
Blood-02
父サンデーサイレンス 母パーフェクトサークル 母父カーリアン 募集価格4500万円
サウスニアで4800万円で募集されていた姉の全妹になります。
その姉のスターリーヘヴンは、先日未勝利戦をデビューから4戦目にして勝ち上がりました。
サウスニアで募集していた馬体を思い起こし、パドックの周回を見ていると予想以上に上手く成長したと感じます。
その姉が上手く成長を遂げているので、ある程度本馬にも共通するところがあると思います。
その本馬ですが、バランスは悪くなく、女の子にしてはしっかりと腹袋があるのですが、
腰付きは牝馬らしく、と言うかやや弱々しく見えます。
後肢についてはややトモの形に不満は残りますが、この程度であればまずまず許容範囲です。
あと気になる点を2つほど。まずは前躯です。
しっかりと胸囲があるのですが、こと父サンデーサイレンス産駒ということを考えるとやや勿体なく感じます。
他の産駒であれば誉めてもいい部分になるのですが、SS産駒の成長力から考えれば余分な部分に・・・
もう一つは顔です。目つきなどは問題無いのですが、顎の張りが気になります。
競走馬の資本は体。食べれなければ大きなマイナスです。貧弱な顎では問題です。
上手く成長していけば距離は大丈夫。個人的には嫌いな馬体ではないですが、大物感に欠けるのは否めなくこの評価。
Blood-04
父スキャン 母ターフエリザベス 母父アスワン 募集価格2500万円
今までスキャン産駒を何頭も見てきましたが、最近特にスキャンは良い種牡馬だと感じます。
良質のミスプロ系種牡馬らしく、遺伝力は素晴らしいものがあり、自分によく似た産駒を多く輩出します。
本馬もそんな父の良いところをたくさん引き継いでいる一頭といえると思います。
バランスも良いですし、各部の出来も何の心配もありません。
特に前躯の造りは良く、今後の成長分もしっかりと吸収出来るはずです。
ただし、気になる部分も一つあります。スキャン産駒は芝もダートもこなしますが、
どちらかといえばダート短距離に片寄ってます。そうすると本馬の繋はどうしても不似合い。
本馬の場合、その繋や馬体の造りからは芝の方があってそうな印象です。
私のこれまでの経験上、父の産駒傾向と違うのは余り宜しくない方向。もちろん例外馬もいました。
あと募集価格はもう少し抑えて欲しかった気がします。以上の点からも多少抑えて△の上。

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