シルクホースクラブ 2000〜2001 

98〜99年度版パンフのシルク97−52を最近何度も見返してみる。シルクプリマドンナだ。
しかし何度見ても良いとは思えない。もちろん悪くはないが、買うかと聞かれたらNOと答える。
馬って難しい。ブライアンズタイムは化けてくる。気を付けねば・・・

シルク99−33
父ブラッシングジョン、母父ブライアンズタイムと何か重〜い感じがするのは自分だけでしょうか。
馬体的にはバランスも良く問題なし。この馬が800万円、安い!
この先、しっかりと付くべきところに筋肉が付いてきたら800万円は取り戻せるでしょう。
ただ、雰囲気が伝わってこない。このまま終わる可能性も十分あり得る。
少し時間はかかるかも知れないが、しっかり成長を促したら面白い存在になれる。
800万円という値段でこの馬体ならお奨めできる。
シルク99−34
父フォーティーナイナーに母カチタガール。兄にシルクガーディアン。
血統的には魅力だが、この馬体では好きになれない。
前の造りは良い。後ろ。トモの造り、飛節の角度が甘い。顔もあか抜けていない。
後は重賞ウイナーを出した母の血と、ガーディアンと同系統の父というところに期待。
シルク99−39
父ビワハヤヒデに母父ミスタープロスペクター。
個人的におもしろいと思うお馬。血統も興味あるし、馬体もこの先どうなっていくのか見てみたい。
でも買うかと言ったら買えないよ。興味があるだけ。
この馬のその後はしっかりフォローしてみたい。
シルク99−40
父ブラックタイアフェアーに母マローナ(カーリアン)。
バランスも良く顔もいい。ただ、パーツで見ていくと胸とトモに一つ足りない。
脚元も怖く、故障が心配。気を付けて。
シルク99−44
父フォーティーナイナーに母クリスザレディー。
第一印象が、女の子なのにごっついお尻やなぁ。胸もごっつい。
そんなに筋肉の鎧付けて、これから先成長できるんかな?って思った。
でもパンフのコメントを見てみると兄弟が晩成型なので本馬も・・・って書いてあった。
ホンマかいな。ほかの兄弟は知らんけど、クリスザブレイブは3歳から強かったぞ。
その兄の3歳時点(デビュー前)の馬体も覚えてるけど、しっかり出来てた。その点は似てるかもね。
シルク99−45
父ティンバーカントリーに母ザンゼ。(ディキシーランドバンド)
全体的に細く、印象は平凡。
まだ分からないけど、ティンバーカントリーの産駒はそれほど馬体が成長していかない。
持って生まれた馬体を上手く使っているという印象自分にはある。
だから、ある程度良いものをこの時期から持っていないと、辛いような気がする。
この馬はそれを持っているか?否でしょう・・・。
シルク99−48
父ナリタブライアンに母ヒメゴゼン。(タイトスポット)
毛色は芦毛と母親に似たけど、顔は何となくナリタブライアンに似て良いと思う。
バランスも取れてるし、何より馬体がシッカリとしている。
もう少し胴に余裕が欲しかったと思うが、BTの血を引いてるので成長分に期待しよう。
腹・胸・肩などの部分は良い出来。脚は多少骨細に出てしまった。
出資してみるのも面白い一頭だと思う。
シルク99−53
父マイシンザンに母アイリッシュハニー(ラストタイクーン)。
父のマイシンザンは個人的に思い入れがあり頑張ってほしい種牡馬。
これまで何頭か産駒を見てきたが、悪いとは思わないんだけどなぁ。頑張れ。
本馬もバランスは良い。ただ全体的にインパクト不足。
バランスは良いのでこれからの成長力に期待する。
シルク99−54
父ビワハヤヒデに母アジサイ(ダンサーズイメージ)。
バランス悪く、肩、トモと造りが甘い。顔も良くない。
募集価格800万円でもこれでは買えない。
シルク99−64
父マーベラスサンデー 母オークスキー 母父ニジンスキー
バランスは悪くありませんが、全体にがっちりした馬体で成長分を吸収出来難い馬体に出ています。
父のマーベラスサンデー自身がそうであったように、産駒の傾向は筋肉質な馬体に多く出てるのですが、
産駒の方はダートが得意なようです。SSの筋肉の質とは違い、しなやかなより力強さが全面に出てる印象です。
本馬は明らかにその傾向を受け継いでいます。芝よりは明らかにダート適正があるでしょう。
やや胸囲がないですが、父は立派な前躯をしていましたので問題無いと考えます。
牝馬にしては大きな形の良いトモをしていますし、本馬の良い部分です。
やや不器用な面はあるでしょうが、バランスも良く、時間をかければ良くなる一頭だと感じます。
シルク99−66
父アジュディケーティング 母スピーディシルク 母父マナード 募集価格1000万円
Danzig系種牡馬で日本にて成功してるのは、
今のところ本馬の父アジュデイケーティングくらいなので、その辺は信頼してます。
ただ全体的に仕上がりの早い傾向で、早めに成績を出しておかないと辛い印象有り。
本馬はバランスも悪くなく、大きなマイナス点は見あたりませんが、
若干前駆に不満が残り、全体的に筋肉量も不足気味。
筋肉量は成長により問題なくなりますが、アジュディケーティング産駒の傾向を考えると、
早めの成績を期待してしまいます。そのためには即戦力の筋肉量は必要です。
前駆はアジュディケーティング自体、前駆より後駆に魅力があり、
本馬はそれを良く引き継いでいるのではないでしょうか。やや小ぶりながら、トモの形などは良いものを感じさせます。
(余談ですが、タヤスケーポイントなどは父の良いところばかりを取った馬体です。)
結論ですが、母系からも成長力に関してさほど大きな助けはなく、
それらを考えると本馬は前述の通り強気にはなれません。募集値段の1000万円を考慮してこの評価になります。
シルク99−70
父サニーブライアンに母フルブラッド(ラッキーキャスト)。
もう、馬体を見ただけでブライアンズタイムっぽい、って分かってしまう程の馬体。
サニーブライアンはブライアンズタイム産駒の中でも良い子を出すのじゃないかなぁ。
実際逃げて勝ってきた馬は種牡馬になっても活躍してると思うぞ。あれもそうだし、これもそうだし・・・
値段の割には(1000万円)いい馬体してます。顔も悪くないし。
血統と母の実績でこんなに安くなるのだろうけど、母系はテンポイントの系統。頑張って欲しい。
値段から見ても十分に出資の対象となる。
シルク99−72
父シアトリカルに母モニカフェイ(ウルフパワー)。
このパンフの中で一頭だけ雰囲気が飛び抜けて大人です。
馬体もバランス、脚、繋ぎ、首から背のラインなど素晴らしいと思います。
一つだけ気になるのがトモ。少し華奢に見えて幅が狭いかなぁ、と。
幅が狭いと、どうしても距離の融通か利かなくなってくるケースが見られます。
血統面ではお母さんに配合されている種牡馬がウッドマン、シアトリカル×2などそうそうたる種牡馬です。
それだけ期待されているにもかかわらず、結果を出せていないお母さんが気になるなぁ。
結論としてはお金に余裕があるのなら買いたいです。一口5万円ですし。
シルク0−1
父タイキシャトルに母サチノヒロイン(トウショウボーイ)。
タイキシャトルがうまく出たんでしょうね。きれいな栗毛。
まだ1歳なのでこの先長いですが、ゆったりと成長してほしいものです。
しっかりとしたパーツパーツを持ちこの先が非常に楽しみである。
シルク0−21
父ブライアンズタイムに母ユーワメルド。兄シルクジャスティス。
2月生まれということもあって、パンフの他の1歳馬と比べるとしっかりしている。
バランスはもちろん、トモが良いねぇ。顔も悪くない。
募集価格は5000万円と、少々お高いがそれだけの価値はあると思う。

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