サウスニアレースホースクラブ トレーニングセール2001

サウスニアが昔から計画を練っていた募集らしい。募集馬はサウスニアらしくない血統馬ばかり。
募集馬数は4頭と少ない。それでも2頭、牡馬で1000万円の募集設定。一口2万円とお手頃。
この時期の募集で、出資即デビューが考えられるだけに、手っ取り早く体験したい人には良いかも。
何にせよ引っ張るだけ引っ張っておいてこの募集では、クラブの言う変える!ことは難しそうです。

アマゾンサファイヤ’99
父アイネスフウジン 母アマゾンサファイヤ 母父コリムスキー 募集価格2800万円
今回の募集馬でもっも高値がこの馬で、2800万円。
血統的にはそれ程高い値が付くとは思えないが、馬体に自信があるのでしょう。
確かに顔は良いし、バランスも悪くない。印象は良い部類に入るもの。
多少各部の作りが小ぶりなこと、あともう少し胸に深みが欲しかったところ。
繋ぎなどを見ると芝よりもダートか。血統的にも間違ってはいないと思う。
2800万円という募集金額でなかったら、十分に楽しみが持てる一頭と感じます。
評価は設定金額を考えると△の上としておきます。
ポットサラトガ’99
父ポリッシュパトリオット 母ポットサラトガ 母父ターゴワイス 募集価格1100万円
どうでしょう。あまり見かけない馬体なので判断が難しいですが、
背の長さ、肉質、血統背景からも短いところが良いのは間違いないでしょう。
この馬の場合、大きな欠点が後躯にあることは一目瞭然ですが、前躯も決して誉められたものではありません。
全体的に見ても、あまりにそれらのマイナス部分が大きすぎて、強気にはなれません。
サウスニア初の関西所属となるのが本馬であり、関西圏の私には多少残念ではあります。
ヒカルダイアナ’99
父サマーサスピション 母ヒカルダイアナ 母父ナイスダンサー 募集価格1000万円
サンデーサイレンスの息子、サマーサスピションの産駒になる本馬。
馬体は線が細く、サンデーサイレンスの走る産駒の傾向にあるのですが、
細いだけで、どうも一本芯の入った印象を受けません。SSの走る産駒には総じてそれがあるものです。
腕付きも気に入りませんし、後躯も小さくまとまって華奢。顔も悪くはないですが、覇気が感じられず。
募集価格が1000万円の牡馬でも、どうも出資に気乗りがしません。
ミスギフリー’99
父カリスタグローリ 母ミスギフリー 母父ノーザンディクテイター 募集価格1000万円
バランスはそれ程悪くないし、顔つきも悪くないです。ただ受ける印象は平凡です。
後躯の作りは骨格が悪いためどうしても見劣りますし、胸囲ももう一回り欲しかった。
この馬も馬体からは、どちらかというと芝よりもダートより。馬体ももっと成長してもらわないと困りますが、
それ以上に大きなマイナスポイントもないですし、筋肉が付いてがっしりとした馬体になれば楽しみもありそうです。
この馬も募集金額が1000万とそれ程高くはないですし、それも考慮するとぎりぎり△という評価になります。

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