サウスニアレースホースクラブ 2000 2歳馬

サウスニアのパンフを初めて見てみた。最初から「低価格で良質馬を提供」と書かれており、
期待してパンフを覗いたのだが、最初からビックリ。1億円を超える馬から登場してきた。
しかも全部関東入厩予定馬。タイキでもなかなか1億円は超えないよなぁ。
高い走りそうな馬じゃなくて、安くて走る馬をお願いします。

その後ノーブルアクション’99が会員限定追加募集。

ノーブルアクション’99(会員限定募集)
父トニービン 母ノーブルアクション 母父シンボリルドルフ 募集価格2200万円
この馬は99年産募集で、一度体調不良にて見送りになった馬。
2歳の8月も半ばに入った時点で急遽再募集をかけてきた。体調が戻ったらしい。
どの程度の体調不良だったかは分からないので、その点は考慮せずに見ていきたい。
そのせいもあって募集価格は2200万円とリーズナブル。
馬体の方はバランスも良いですし、顔も良いです。前躯はトニービンらしくはないですけど、胸囲もしっかり。
筋肉はこの時期(2歳8月)ですから、付いていて当然。同期のパンフ馬体とは割り引いて考える必要があります。
この馬の課題は繋ぎと後肢。繋ぎは感覚的な物なので私だけかも知れませんが、
角度や長さなどではなく、何か危うさを感じるのです。感覚的なのできちんとした説明が出来ないのですが・・・
後肢は形が若干ですが、良くないですね。トモもまだ貧弱で、長さももう少し欲しいところです。
この時期のいわく付きの募集馬ですが、この値段設定を考えれば文句もなく、楽しみもあるといえます。
マジックオブライフ’99
最初から1億1千万円の募集馬でビックリしました。
確かに血統は良いのでしょうが、この価格ではリスクが大きすぎますね。
それは置いておいて、馬体ですが、キングマンボ産駒らしく出ましたね。
キングマンボはこんな体型で走っているお馬が多いようです。
たかぼーの好む馬体ではないですが、あか抜けた雰囲気からも期待できるでしょう。
また、顔も好きになれません。
クーヨンガ’99
シーキングザゴールドで7700万円の募集価格。これもいい値段です。
母はたかぼーが聞いたことがあるお馬なので、かなりの有名なお馬なんでしょうね。
有名な海外GT一杯取ってるみたいですし。
馬体は前は良いのですが、後ろがちょっと・・・って感じですね。少し足りないか。
でも、走る雰囲気は十分でかなり期待できるでしょう。
シェルジンジャー’99
6600万円のサドラーズウェルズ。
言わずとしれた日本では走らないサドラーズ産駒。(その後継種牡馬は成功してますが・・・)
たかぼーのセオリー通りでいくと、これは買えません。
お馬の選び方で紹介したように時代の流れに逆らってはダメなのです。
馬体は脚が短く感じますが、これはそれほど気にしなくて良いと思います。ただ、飛節の角度が気に入りません。
メイセイク’99
6200万円のシルヴァーホーク。
最近シルヴァーホークの産駒が立て続けに走っている。
本馬もたかぼー好みの馬体で、現時点ではまだまだだが、成長力には定評のある、ロベルト系。
今後の成長力に賭けてみる価値は十分にある。
つなぎが好印象を与える。
ゲーリックチューン’99
6200万円のダイイシス産駒。
兄にシンボリインディを持つ期待馬。
シッカリとしたかたちを持ち、早くから闘っていけるだろう。
やや前が浅い造りに思えるが、それは兄のシンボリインディも同じ。
兄はその馬体ながらも4歳時にNHKマイルを制し、
その後も小さな故障はあったがシッカリと成長し、5歳では全く気にならないほどになった。
それをそのまま弟に当てはめるのは強引だが、その下地はあると見ても良いと思う。
エンジェリックソング’99
5500万円のサドラーズウェルズ。
この馬も、父に関してはシェルジンジャー’99と同じ事が言える。
ただ、馬体は牝馬っぽく、大変バランスが良く写り、
うまく成長して身が入ってくればかなり期待できるのではないだろうか。
うまく成長すればのはないだが・・・。
脚元を見るとかなり危なっかしく写り、牝馬で5500万円を取り戻せるかと考えると、リスクの方が大きいか。
アイリッシュカンパニー’99
5500万円のデインヒル産駒。
実はたかぼー、あまりデインヒル産駒は見たことがなく、何とも言えないのだが、
馬体だけを見てみると手を出せないでしょう。
カタリスト’99
4400万円のザフォニック産駒。
日本ならザカリヤの父になるね。
本馬の母、カタリストの兄弟にグランクリテリウム(仏GT)のセカンドエンパイアがいる。
セカンドエンパイアの父はフェアリーキングなので、
BMSがサドラーズウェルズの
カタリストとは、父は違うが同血量になるんだねぇ。面白い。
本馬はこのパンフを見たときに凄く印象が良かったのを覚えている。
馬体はやや前が勝ち気味にうつるが、後ろもシッカリとした造りを基本で持ち、成長につれ目立たなくなるだろう。
頭の良さが顔、目つきから伺い知ることが出来る。これは競走馬には重要。
スリップアショア’99
4000万円のデヴィルズバッグ産駒。
本馬はタイキシャトルの3/4兄弟にあたると知って、期待して見てみたのだが、
タイキシャトルとはほとんど似ていなく、がっかりした。
後ろの造りはかなり物足りなく感じ、顎がちっちゃいのも気にかかる。
グランドクロス’99
4200万円のサンデーサイレンス産駒。
写真を見て、おもわず、うーん・・・と唸ってしまったお馬。
このお馬を4200万円で募集してくるとは・・・強気だなぁ、と感じました。
サンデーの子供ということでこの価格でしょうが・・・
プライムステージ’99
3800万円のエリシオ産駒。
気性が災いして大成できなかったプライムステージの子供。良く覚えてます。
頑張ってほしいですが、写真の脚の腫れは痛々しく写り、かわいそうに思いました。
それもあってこの価格になってるのかもしれません。
問題無しとのことですが、多少の割引は仕方ありません。
顔はいいですね。
ボーンフェイマス’99
2200万円のバブルガムフェローの子。
ゆったりとした胴、キ甲からトモにかけてのラインなど、
まだまだ余裕残しの馬体の中にも、光るモノが感じ見られる。
しっかりとした顔で、きれいな栗毛の馬体に好印象を持つ。

トップページへ戻るお馬の選び方に戻る