サウスニアレースホースクラブ00年産

高いねぇ。去年の外国産馬の募集などでは、コメントの中に値段頑張りました!
ってコメントが見られたが、今回のパンフには何処にも出てこない。今回も頑張ればいいのに。
(去年全部が全部安かった訳じゃないですよ。それ以外の馬達はかなりの割高感ありました。)
書いていないだけあって高いなぁって馬が多い。去年のシーキングザゴールドにクーヨンガが7700万円。
今年のサンデーサイレンスのモザーティアナが7000万円。う〜ん、なかなか難しいねぇ。
馬体的にもそれ程目に付くような馬はいない感じです。さてどうでしょうか・・・

H14.4.11 外国産馬募集追加診断

パーフェクトサークル’00
父サンデーサイレンス 母パーフェクトサークル 母父カーリアン 募集価格4800万円
サンデーサイレンスにカーリアンの肌で期待してしまう血統ではあるが、母から目だった活躍馬は出ていない。
その血統でサンデーサイレンス産駒、4800万円なら我慢出来るかな。
馬体のバランスは大きくは崩れていないが、部分部分の出来にばらつきがある。
前駆は腕付きが若干悪く、サンデーサイレンス産駒にしては胸の深さも足りない。
背中のラインが少しきついラインを描いており、このまま成長すると疲労が溜まり易くなり、不安有り。
後肢に関しては大きな問題はない。顔は良いとは言えず、全体的な印象はそれ程良くない。
ただ、はまれば大物がある血統だけに、成長力如何では一発あってもおかしくない。△の下
エミネントガール’00
父コマンダーインチーフ 母エミネントガール 母父ナシュワン 募集価格3800万円
父コマンダーインチーフの産駒は徐々に筋肉をつけていって本格化する馬が多い。
本馬も若干前勝ちの印象は有るものの、バランスは上クラス。
コマンダーインチーフの傾向からすると、2歳時の時点で馬体バランスが良くても、
なかなか勝ちあがるのは困難。本馬も古馬になってから、という考えを持っていた方が良いだろう。
ただ、本馬はバランスが良く、馬体のどこにも窮屈な部分もなく、欠点が極めて少ない馬。
無事に成長し、徐々に筋肉を付けていけば、楽しみは大いに有ると言える。
顔が良いのは大きなポイント。古馬まで我慢出来る気が有るのなら出資できる。▲の下。
カムイイットー’00
父エリシオ 母カムイイットー 母父ラッキーソブリン 募集価格3200万円
父は今年、初年度産駒がデビューするエリシオだが、現時点で特別勝ち馬も出し、出だしは好調といえる。
エリシオ産駒は総じて筋肉質な体型が多く、2歳戦からも行ける傾向が多いように感じる。
本馬は現時点でそれ程筋肉質ではないが、エリシオの産駒らしい体型で、この先の成長で筋肉は問題なさそう。
バランスも悪くないが、牡馬にしては胸囲が無く、トモも形は悪くないが全体的に小さい。
若干脚元に不安を覚え、この先ハードなトレーニングに耐えられるかどうか気になる点である。
走らないとまでは言えないが、血統的にも難しいと思える1頭である。
マロジア’00
父シーキングザゴールド 母マロジア 母父アウトームバード 募集価格8200万円
パッと見、バランスも悪くなく、顔は当然まだ幼いが利口そうで、悪い印象は受けない。鼻はやや小さい。
背は短めに出ているが、首差しもそれに応じて短く、そのあたりのバランス具合もいい。
当然距離は短め主体になり、他の部分の作りなどからも、芝よりもダートの方が向くんじゃないだろうか。
各部の作り自体は大きなマイナス点もなく、前躯・後躯共にこれからの成長待ち。
ただ血統から言って、この時期であればもう少し動ける体であって欲しいのが本音。
個人的にシーキングザゴールド産駒は女馬が活躍してる印象が強く、男馬の成長力はやや不安。
もちろんドバイミレニアムのような超一流馬も出ているので、単にあたりだけの問題かな?
募集金額などを加味すると、この評価くらいになってしまいます。▲の下。
マダムプリミエ’00
父ヌレイエフ 母マダムプリミエ 母父ラジャババ 募集価格5800万円
筋肉質で、がっちりした骨格、父も同じということもあって短距離で活躍したブラックホークを彷彿。
背が短くややたれ気味で、トモの作りが不足している分バランスは良いとは言えません。
それでも前躯の作りは良い下地を持ってますし、胸もまだまだ深くなっていくでしょう。
顔も利口そうですし、そのほかに気になるような点は見あたりません。
やはりトモの長さがもう少しあればバランスも今よりぐっと良くなり、距離の融通も出て、
この先の成長で筋肉がしっかりと付いてくれば、短いところでかなり活躍できると思います。
しかし、トモに関してはこれから変わるのはなかなか難しいので、筋肉でのカバーを期待です。
スワーリフ’00
父キングマンボ 母スワーリフ 母父セクレタリアト 募集価格5200万円
各部各部がコンパクトにまとまっているために、牝馬のようなボディーラインにも見えるくらいですが、
決して各部の作りまで弱いわけではなく、むしろ付くべきところに筋肉が付きしっかりとした作り。
バランスも申し分なく、この馬体の作りであればこれ以上ないくらいです。
顔も非常にいい顔をしており、賢そうな印象を受けます。
もちろんまだまだ未熟な体つきですが、これからどのように成長していくのか楽しみになります。
キングマンボ産駒ということもあり、やや筋肉質な体つきで成長力に関して不安もありますが、
それ以上に期待の方が大きいと感じます。
エンプレスクラブ’00
父サザンヘイロー 母エンプレスクラブ 母父Farnesio 募集価格3800万円
やや前勝ちな馬体ですが、胴が伸びやかで後ろも脚長のわりには後肢自体のバランスも悪くなく、
トモ幅もしっかりあるので、それほどバランスが崩れて見えません。
このような作りの馬の多くはトモが貧弱になりがちですが、この馬に関しては全くありません。
前の作りも腕付きは良いですし、胸囲もしっかりあります。この先まだまだ良くなる余地を残しています。
この馬に関しては良いところばかりが目に付くのですが、あえて気になるところを探すと、
繋や腰つきを見ていると芝・ダート、瞬発力・持続力、どっちつかずの印象もなきにしもあらず。
このあたりは実際にレースに行ってみてどうなるかですが、気になるところです。
後は顔。目つきなどを見ているとやや覇気に欠けるように見えます。
日本ではそれほど実績を残していない父ですが、この馬体なら走れると見ます。▲の上。
ヴィヴァザパタ’00
父キングオブキングス 母ヴィヴァザパタ 母父アファームド 募集価格2400万円
バランスも悪くなく、各部の作りに大きく気になる点はありません。
ただ所々気になる小さな点があり、印象としては平凡です。
後肢自体のバランスが余り良くなく、トモの作りの弱さが影響しています。
あと、繋がやや立ち気味なのも気になります。
それでも全体的に見れば、前にも言ったように大きく気になりはしない程度です。
この先の成長で全体に筋肉が付いてくれば楽しみはあります。

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