ラフィアンターフマンクラブ01年産

ウイニングリバーの01
父スターオブコジーン 母ウイニングリバー 母父ムーンマッドネス 募集価格1800万円
必要とするところがやや小さめに出ていますが、バランスは特に悪くはありません。
顔も悪くありませんし、骨格もしっかり太く出ており、その辺りの心配はないでしょう。
ただ肩や胸にしっかりとした筋肉が付いており、やや小ぶりの前躯の事を考慮すると先が少々気がかり。
それよりも気になるのがトモの小ささです。幅も長さも足りません。
筋肉の付き方などを見ていると、この先大きく変わってくるようなことも考えにくいですし、
あまり大きな期待はし難いです。ただ早仕上がりの強みは大いにあります。
エバブラウンの01
父ホワイトマズル 母エバブラウン 母父パーソロン 募集価格1300万円
4月30日生まれなのですが、募集中の写真はまだまだ幼く、見方が難しいのですが、
現時点でのバランスは悪くなく、胸は前腕を包み込むようにありますし、
肩の寝方・胴の伸びやかさなどから距離もそれなりには持ちそうです。
やや飛節の角度がきつい気がしますが、芝馬で腰の強さがあれば問題ありません。
父がホワイトマズルという事を考えれば、それほど気にしなくても良いのかなと感じます。
後は個人的な好みもありますが、顔があまり好きにはなれません。
下地は問題無く揃っているので、このまま成長すれば楽しみはある馬だと思います。
カナディアンレディの01
父タマモクロス 母カナディアンレディ 母父ノーザンテースト 募集価格1600万円
タマモクロスですが、顔つきや毛色などは母父のノーザンテーストから来てるみたいですね。
体つきを見てると、これからまだまだ伸びていくような作りに見えるのですが、
脚元を見ていると結構筋離れがしっかりしてますし、脚元は固まるのが早いようです。
この馬の良いところはトモの幅がしっかりあるところです。長さもこれなら問題有りません。
ただその後躯を支える部分の腰に関してはやや不安な点は残るのですが・・・
前躯の方はまだ弱いですが、これから成長するはずですので全く問題有りません。
後は顔ですが、やや鼻が小さいような気がします。写真の関係なのかもしれないです。
それらの気になる点がうまくクリアできたら、案外面白い馬になるのかもしれません。
キリビジンの01
父アグネスカミカゼ 母キリビジン 母父ムーンマッドネス 募集価格1400万円
アグネスカミカゼ自身はサンデーサイレンス産駒らしい身体つきで、それほど筋肉質という訳ではありませんでした。
それでも本募集馬は、まだ幼いながら後々筋肉質になるであろう気配が濃厚です。
現時点の全体的なバランスはそれほど悪くは無いのですが、以上の事からも成長力という点ではやや疑問。
脚元などは綺麗で好印象。腕の付き方、管の太さなども特に問題ありません。
良いものを持っているのですが、背もやや落ち気味なので今後の成長次第で見極めたい一頭だと言えます。
クラウンドシーザーの01
父トウカイテイオー 母クラウンドシーザー 母父クラウンドプリンス 募集価格1700万円
ここの岡田さんも言ってますがトウカイテイオー産駒は筋肉の緩い馬が大変多く、
それが産駒の活躍できない原因となっています。ふにゃふにゃ筋肉では走れません。
パドックなどを見ていると、走っているトウカイテイオー産駒の筋肉はそれとは違うことが分かると思います。
本馬は無駄肉があまりなく、見た目のまま胴が詰まり、カッチリとした筋肉を備えているようです。
ただ出来れば、もう少しゆったりと余裕がある造りの方が好ましいです。
どうしても将来、成長していったとしても小さくこぢんまりとまとまってしまいがちだからです。
後は顔です。顔自体は問題有りませんが、目つきがキツイように感じます。
公式HPの写真では詳しくは分かりませんが、その辺りもクリアしたい部分です。
コスモプルミエの01
父ペンタイア 母コスモプルミエ 母父ブラッシングジョン 募集価格1500万円
バランス良く、まとまった形にでており受ける印象は悪くありません。
ただ馬体を見てる限りでは完成度が高く、この先の成長度という点で疑問です。
造りはと言うと、どこにも大きなマイナス点はありません。しっかりとしたものを持っています。
トモなどは十分に幅があり良い出来です。出来ればもう少し長さが欲しいところですが欲目です。
結果、この馬体で更に良い成長をしていくのであれば魅力ですが、やや難しいような気がします。△の上。
シギサンアゲインの01
父ジェニュイン 母シギサンアゲイン 母父シービークロス 募集価格1700万円
全体のバランスを見ていくと前躯の弱さが目にとまり、支えられている首がやや重く感じます。
あと気になるところは目つき。これも敬遠したい部分ですね。
その他には大きくマイナスに感じられるような部分はありませんが、全体的には平凡。
血統的なバックアップも大きくはなさそうですし、それほど安価だとも思わず、この評価。
ジェイドマジックの01
父スピニングワールド 母ジェイドマジック 母父ジェイドロバリー 募集価格5000万円
募集値段は張りますが、面白い競走馬になるのではないでしょうか。
スピニングワールドの父、ヌレイエフは大雑把に馬体を出してくるイメージがありますが、
本馬もその影響か、前躯は雑ですがどっしり出てきています。(社長さんは似ていないと言ってますが)
背の多少堅さが見えますが、この系統の多くは短距離型で、筋肉の力である程度走ってきます。
本馬もその下地を持っていることは十分に感じられますし、これからの成長分も見込めます。
順調に育って、競走馬になったときの姿が楽しみな一頭です。
ダイナマッケンジーの01
父シルヴァーエンディング 母ダイナマッケンジー 母父ノーザンテースト 募集価格2000万円
全体のバランスが非常に取れている馬です。
トモの力強さ、特に長さがもう少しあればと思いますが、現状でも十分です。
気になるのはその一点だけで他にマイナスになるような部分は無く、好印象。
前躯の作りは全く不備無く造られていますし、目つきもとても良いですね。
多少背は詰まっていますが、胴はゆったりとしていますし、距離も融通が利くでしょう。
トモがしってかりと成長を遂げれば、将来楽しみ十分の好馬体です。▲の上。
テンリアンサーの01
父スターオブコジーン 母テンリアンサー 母父ノーザンアンサー 募集価格1600万円
この馬の欠点は後肢の作りといえます。
トモの幅・長さ・形、すべて足りません。またやや立ち気味の飛節。それを繋ぐ腰付きも弱い。
前躯もあまり良いとは言えません。弱々しい作りで、胸囲も足りません。
脚元などは何の問題もありませんが、それ以前にインパクトを受けません。
ただスターオブコジーンということもあり、早くからも行けそうですし、
馬体=実力とはなかなかいかない血統です。ただ馬体面だけならこの評価となります。
ヒダカツクロスの01
父タマモクロス 母ヒダカツクロス 母父カツラギエース 募集価格1500万円
成長分をたっぷり吸収できるだけの作りであり、今後の成長が楽しみです。
トモの幅がある分、長さがやや足りないようにも感じられますが、こんなもんでしょう。
前躯の出来は全く問題ありません。これから上手く発達するのが目に見えて分かります。
ただ残念なのは貧弱な首差しから顔にかけてです。特に顔は良いとは思えません。
その部分を気にしないでいれるのであれば、十分に出資に値する馬だとは感じます。
マイネエクセルの01
父サンデーサイレンス 母マイネエクセル 母父タマモクロス 募集価格6000万円
サンデーサイレンス産駒で、この馬体と来れば何の文句もないんじゃないでしょうか。
母父がタマモクロスでサンデーサイレンス産駒の母父実績からは多少心配ですが、
その考えを払拭するに十分な馬体を備えている馬です。
バランスは素晴らしいですし、各部の出来も立派。特に後肢の作りはこれ以上ないほどです。
成長分もまだまだ残してますし、顔も悪くありません。そして悪い部分はありません。
無事に成長してくれれば、馬体なりに活躍するのは当然かもしれません。○の上で。
マイネレーベンの01
父スペシャルウィーク 母マイネレーベン 母父トウショウボーイ 募集価格6000万円
ラフィアンの中でも特に優れている牝系とサンデーサイレンス系統の種牡馬でこの募集値。
高いと感じてしまいますが、確かに良い仔を出してる牝馬ですから仕方ないですね。
バランスは非常に良いですし、間違いなく上手く成長する系統ですから安心です。
距離は長めも行けて、兄がダートで走っていますが、本馬はダートより芝での適正となるでしょう。
スペシャルウィークは種牡馬としてまだ未知数ですが、その種牡馬の他の産駒を見ている限り、
大きく外れる事は無いと思われ、またダートはあまり得意ではなく、芝が主と思われます。
話が少しずれましたが、本馬は募集値を考えるとリスクも高いですが、
それ以上に大きな魅力のある一頭だとは言えます。▲の上。
マジックナイトの01
父ペンタイア 母マジックナイト 母父Le Nain Jaune 募集価格2200万円
兄にマグナーテンがいるこの血統で2200万円は安いと感じます。
いくら父がペンタイアに変わったといっても、ここまで下がるのは驚きです。
では馬体が良くないのかと言えば、気になる点はややありますが決してそうではありません。
前躯は問題無いですし、脚元もまっすぐ伸びていて、そこに関しては気になる部分はありません。

しかしやはり本馬も後肢が課題です。作りがあまり良くなく、幅・長さもやや足りません。
ただバランスはそれなりですし、何より顔がしっかりと主張できているのは好印象です。
血統が血統ですし、意外と面白い競走馬に化けるのかも知れません。魅力有りです。▲の下。
コスモエフォートの01
父アサティス 母コスモエフォート 母父トレボロ 募集価格1700万円
父がアサティスということで、その時点ですでにダート馬になるような気配がしますが、
やはり本馬を見ているとその気配が濃厚です。だだしダートに向いているという感じよりは、
芝では足りないというのが正直なところです。後ろで走るのではなく、前で走るタイプ。
そのトモの貧弱さが非常に目に付き、大きなマイナス、バランスを崩す原因になっています。
また管が細く、脚元が不安に感じられるのも悪い印象を与えます。
ダイナルーブルの01
父ダンツシアトル 母ダイナルーブル 母父ルセリ 募集価格1600万円
バランスは良い馬なのですが、背がやや短く全体の形がまとまってしまっている感があります。
シアトルスルーの系統ですし父もそうだったように、これからは更に筋肉質になって行くでしょう。
ですから現状この造りとすると、今後はより硬くなっていくのではないでしょうか。やや気がかりな点です。
もう一つ気に入らないのはトモの幅は十分なのですが長さが無いこと。その他は問題のない造りです。
成長分を吸収出来る体型ではないと感じますが、立派な下地は備えているのでおり、
上手く成長出来て行ければ楽しみ・期待が十分持てる馬だと思います。
基本的には力馬ですが、そのパワーを生かし、芝もこなせるのではないでしょうか。
ビギンザビギンの01
父ホリスキー 母ビギンザビギン 母父リズム 募集価格1100万円
色々な面から見て非常に面白い馬だと感じます。
父のホリスキーは長距離馬でしたが、一見本馬は背が短く距離適正も短くなりそうです。
ただ、長距離を走れる馬の馬体を大きく2つに分けると、伸びやかな胴体を持った馬と、
胴が詰まりながらもコンパクトな馬体の2つに分けられると思います。本馬はその後者。
胴は詰まりながらも全体はコンパクトにバランス良くまとまり、重いところはないですし、
前躯もしっかりとしており心肺機能の面からも問題はなさそうです。
もちろん全身にしっかりと筋肉が付いてますし、その付き方も悪くなく、ある程度距離が短くても大丈夫。
顔つきも悪くなく、本馬には挙げるべきマイナス点はほとんどありません。
この馬体でこの募集設定値であれば十二分に面白い存在と感じます。▲の上。
ヘイセイフェザントの01
父グランドオペラ 母ヘイセイフェザント 母父ゴールデンフェザント 募集価格1000万円
グランドオペラはニジンスキーから来るので芝馬も出して良いような気がするが、
地方競馬に流れる馬が多いということもあってか、産駒はダート馬の傾向が強い。
本馬も繋などを見ていると立ち気味で、蹄も大きくなくダート馬に向いてる感はある。
馬体のバランスは素晴らしくとれており、トモ自体のバランス等、良い部分がとても多い馬。
ただやや気になる点もあり、1つは顔。写真ではよく分からないが、もう少し闘争心が見えれば。
そして管がやや細く見えるところも気になる部分。最後に当歳馬の募集であるにもかかわらず、
ポーズが上手くとれすぎているところに馬体の堅さを少し感じます。ただしこれは欲目の範囲。
逆にそれらの点以外は良い部分ばかりで、この馬全体的の印象としてはレベルが高く面白い一頭。
ミホグレースの01
父チーフベアハート 母ミホグレース 母父アスワン 募集価格1400万円
全体的に造りが小さく、バランスは良く見えますが、各部の出来が足りません。
前躯が小さく、しかもまとまってしまっています。そしてそれよりも小さいトモ。幅・長さト共に不十分です。
血統や体の造りなどから見るとダート馬だと感じたのですが、それにしては飛節の角度がキツイです。
ダート馬であるのであれば、飛節の角度はキツクない方が好ましいのです。
顔つき、流れる体のラインは良い物を持ってるのですが、以上の点が気がかりです。
ただし芝馬なら以上のことは小さな問題となります。本馬の場合、芝馬と見れば可能性は無くもないと感じました。
ヤコモの01
父カリスタグローリ 母ヤコモ 母父Majestic Light 募集価格1200万円
コンパクトにまとまった馬体ですが、各部を見ていくとマイナス点が出てきます。
まずこの先の成長分を考えても胸囲の無さが目に付きます。ダートで走っていく馬ならば尚更です。
そして後肢自体のバランスは悪くないのですが、トモの長さが無く、また筋肉の付き方がこの時期にしても弱い。
また顔つきもあまり良くなく、全体的に見ても強気になれる部分はあまり感じられません。
血統からのバックグランドも弱く、この募集値でも魅力はあまり感じれれないところです。

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