三方五湖はラムサール条約に登録されました。
三方五湖は昭和40年代の前半までは、湖の周囲は耕地を守るための石積み護岸で出来ていました。
台風が来るたびにこの石積み護岸が破壊され、何とかしてほしいという住民の切実な願いから、三方五湖が二級河川に編入され、早瀬川水系の中で護岸工事ができあがりました。
当時は、やはりコンクリート護岸というのは湖を守る一番すばらしい方法だということで、、住民も認識を重ねてきました。
しかし、年を重ねるごとに生活様式が変化し、多くの洗剤を使用するようになり、だんだんと水質も悪くなってきました。
また、管理者である福井県も、三方五湖の水質浄化については、これまで下水道の整備、湖内堆積物のしゅんせつや、なぎさ護岸の整備などの対策を実施してきました。
その結果、三方五湖においては、平成14年度以降、アオコの発生が見らみられていないことから、窒素やリンが随分改善されていると思われ、一定の効果があったようですが、全国の湖沼と同様、まだまだ根本的な水質改善には至っていない状況にあるようです。
ヤマトシジミは貧酸素耐性に強く、他の水生生物に比べ圧倒的に高い特性を持っています。
えさとして取り込む窒素は湖の外に取り出すことにより、富栄養化防止に大いに役立つと考えられます。
湖の浄化にこの上ない、取り組みとして期待されています。
海山漁協では、湖沿いの一部に
浅瀬 を作り、平成6年5月水月湖に
ヤマトシジミを放流
しました。
福井県の自然保護課や文化課、水産課等の指導を受けて、浅瀬づくりの取り組みをした結果順調に生育をしています。
シジミの水質浄化能力は、学術研究文献によると、一日にプランクトンを食べてろ過する水の量は体重の約5,000倍とされています。
シジミ1個は約2グラム程度であるため、1個のシジミが一日で一升瓶で約5本分、約、10リットル程度の水質浄化能力があると言われています。