GLAY DOME TOUR 2001-2002 "ONE LOVE" in TOKYO

Written by MIKO

GLAY DOME TOUR 2001−2002 “ONE LOVE”

2002年1月15日(東京ドーム・ファイナル)

 

 

 

 

 

私にとって、初めての東京ドーム...そしてファイナル。

このツアーが決まった時、私は完全にカヤの外に居た。

新築中の我が家では、丁度その頃、引っ越しや新築祝いの時期と重なる予定で

とてもじゃないけれど、「行かせて下さい」とは言える状況ではなかった。

それが...。

幸か不幸か工事が遅れ、12月完成の予定が、2月にまでずれ込んだのだ。

お陰で、大阪と、この東京最終日に参加する事がかなった。

されど...。

またしても難問が生じてしまった。

年明け早々に、持病の喘息が出てしまったのだ。

「ここで倒れたら、東京に行けなくなる!」の一念で、吸入を繰り返し、

きちんと薬を飲んで、(勿論、仕事も手を抜かず)咳込む喉をなだめすかし、

なんとか...参加可能なまでに体調を整えた。

一方、相棒の方も、仕事上のアクシデントで東京行きが危ぶまれる状況に。

しかも、彼女は腰を痛めている...。

そんな絶体絶命の危機を乗り切っての参加だった。 

 

美しいイルミネーションに飾られたドームの外観を見た時...

やっと来れた...!!

喘息持ちと腰痛持ちの二人(笑)は歓喜の声を上げた。

でも、開演15分前だと言うのに...外にはまだ長蛇の列。

ようやく、席についたのは、わずか5分前だった。

この状態で時間通り始まる筈がない、と思っていた。

 

しかし...。

定刻通り、6:00丁度に客電が落ち...ステージ中央のセットが開く。

スクリーン前に現れたバルーンの顔が、メッセージを告げ変化していく。

通路には、未だ席につけない客が移動を続けている。

そして...。

大きな爆裂音と共にバルーンが弾けた。

ステージ中央に、勢いよく開脚ジャンプで登場するTERU。

客席にどよめきと、大きな歓声が湧き起こる。

 

 

 

 

≪ALL STANDARD IS YOU≫

 

センター花道を進み、その先端でスタンバってるマイクを

包み込むように握り締め、静かにそして力強い声で歌い始めるTERU。

幾筋もの光の束が、背後からTERUを照らし出す。

薄明かりの中でステージに立つHISASHI、JIRO、TAKURO。

切々と歌い上げるその声に、ゾクゾクするような期待感で一杯になる。

 

 

 

 

(衣装)

 

HISASHI....旧ドイツ軍の将校クラスが着るコートの様な衣装。(紺地に赤い縁取り)

黒の革短パン、黒ブーツ。顔と髪を隠す布着用。(目だけ見えている)

 

TAKURO...赤紫地に黒のマーブル模様のレザースーツ。

 

TERU...黒のレザースーツ。(スカート付き)

 

JIRO...胸で絞った形のカンフースーツ。(赤バージョン)目元には、ラインストーン。  

  

 

 

 

≪嫉妬≫

 

間髪を入れずに、聞き慣れたイントロが流れる。

一転してスピード感のあるこの曲で、客席は一気にヒートアップ!

そして!間奏では、HISASHIがテルミンを披露する。

CDでは、殆ど打ち込みのデジタルな音の洪水だったのに対して

同じ電子音なのにアナログチックなこの音が、より一層ライブ感を高めていた。

 

HISASHI...LFO JET SPEEDER。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪WET DREAM≫

 

ネックの部分が赤く点滅する、HISASHIのJET SPEEDER。

青のメタリックなボディと、その息づくような点滅、重厚な音。

向い合わせて弾く、TAKUROのギターとの絡みも渋く決まっていた。

客席はもうすでに縦ノリ全開!

(この曲からHISASHIの顔を覆っていた布が取り去られる)

 

HISASHI...LFO JET SPEEDER。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪MC≫

「イェイ!東京ドーム!今日はファイナルっていうことで、寂しくもあるけど

みんなの力を出しきってくれ!そして、このステージにアツい声をぶつけてくれ!

この広い空間の中で愛し合いましょう!」

 

 

 

≪Prize≫

 

HISASHIがステージ右側(TAKURO側)の1番端まで来てくれる。

速いテンポのこの曲、否が応でもカラダが動く。

ステージ中央に戻ったHISASHIとTERUが絡む。

その後、TAKUROとの熱いリフと絡みで、ボルテージは最高潮!

 

HISASHI...Fender STRATCASTER。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

        

 

 

≪君が見つめた海≫

 

相棒が、「TAKUROの歌い出しが好き!」と耳打ち。

この日もTAKUROの歌声が冴えてた。

そして、それに続くHISASHIのソロパートも秀逸。

 

HISASHI...TALBO PLATINUM BLACK。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪Fighting Spirit≫

 

VJによる雲の映像がスクリーンに映し出される。

どこまでも続く青い空...白い雲。

その雲を突き抜けるように進むカメラワーク。

ステージでは、TERUがアコギをかき鳴らしながらの熱唱。

 

HISASHI...Fender STRATCASTER。

TAKURO...ツインネックのブルーのギター。

 

 

≪MC≫

 

「楽しんでもらってますか?今日はファイナルってことで、

楽しみに来てくれたと思います。大阪、福岡、札幌、名古屋と

全国を回ってきて、ここで終わってしまう寂しさがあるんですが...。

去年、レコーディングの途中で、あのテロがあって...。

あの時はかなり落ちこんだけれど、やはり、大事なのは愛情だと気付いた。

“ONE LOVE”というタイトルで、ずっと回ってきて...

愛に溢れた優しい気持ちを持つこと...そんな空気が外に向かっていけば

いいと思います。笑顔を忘れず、生きて行って欲しいと思います。

苦しくても、大丈夫だよと言ってくれる...そんなナンバーです」

 

 

 

≪ひとひらの自由≫

 

この曲に至っては、周囲の女の子たちが号泣。

スクリーンはセピア色へと変わっている。

TAKUROのCASINOが、セミアコ独特の美しい響きを奏でる。

そしてHISASHIの#015が、澄んだ...深みのある音で、

この曲の、包みこむような優しさを表現していた。

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...Epiphone CASINO。

 

 

 

≪HIGHWAY No.5≫

 

まず、JIROがステージ右側の突端に来てくれ、何やら叫んで

スタンド席やアリーナ右端のオーディエンスを大いに煽る。

スクリーンには、恐ろしく時間がかかったであろうコマ撮り映像が流れる。

絶対そんな事やりそうもないHISASHIが、嬉々としてピョンピョン飛んでる様は

愛らしくもあり、サービス精神豊富なGLAYの一員としての資質を感じた。(笑)

それにしても、邪魔なのはピンクのビニールのバルーン。

その隙間から、なんとか右側突端に来てくれたTAKUROを確認。

最後に、TERUが「イェーーーーイ!」と観客を煽る。

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪JIROのソロコーナー≫

 

動く花道を行ったり来たりのJIRO。

ズン...とお腹に響く音をかき鳴らしながらの百面相。

もっともっと!と言うように、花道で客席を見渡す。

そして!ご存知サンダーゾンビの登場。

ベース=JIRO、ギター=ジミー・ゾンビ、ドラム=ジョニー・B・ゾンビ、

ボーカル=ジェームス・ゾンビというメンバー構成。

でも、実態は全部JIRO。これって、究極のコス・バンド?(笑)

映像とのコラボと言う点では、未来形のバンド編成と言えるかも。

 

 

 

≪mister popcorn≫

 

ここで、お馴染みとなったJIRO vs メンバー対決。

 

圧巻だったのは、TOSHIさん。

得意の手品でJIROに圧勝!

ドラムを叩く度に、音に合わせて花が次から次へと現れる。

そして、最後に大きな花束を出した時の得意そうな顔!(笑)

 

次は、SHIGEさん。

JIROの奏でる音を再現する。

それが、スーパーマリオの曲だったから、場内大ウケ。

でも、対決はJIROの勝ち。

 

そしてHISASHI。

ギターに添えた手に肘をついて、手は顎に当てるという

TAKUROお得意のポーズで、JIROと対峙するHISASHI。

JIROがかき鳴らすベースにしっかりと対抗する。

次にJIROが取り出したのは、何と光線銃。

HISASHIの必須アイテムを先採りした感あり。

その光線銃で、ベースをサイバーっぽくかき鳴らす。

で、それに対してHISASHIはというと、秘密兵器?の

携帯用のエフェクターみたいなものを取り出し、それをギターの弦に当てる。

不思議な音が場内に響き渡る。

どうだ!と言わんばかりに、その秘密兵器をJIROに渡すHISASHI。

だが、それを、ふん!と投げ捨てるJIRO。

何するんだよー!と慌てて拾いに行くHISASHIがめちゃめちゃキュートだった。

この勝負、断然HISASHIの勝ち!(笑)

 

リーダーは...。

本家本元の例のポーズで、JIROを待ちうける。

JIROがACIDのイントロを弾くと、TAKUROもそれに応える。

演奏では1歩も引かない両名だったが、歓声は常にリーダーの方が大きい。

と言う訳で、ここもTAKUROの勝ち!

 

最後はTERU。

JIROがベースで挑むが、TERUは「しぃー」って口唇に人差し指を当て、

必殺のウィンク攻撃。その様子がスクリーンの画面いっぱいに映し出される。

再度、JIROが挑むが、今度はTERUの投げキッス攻撃に敢え無く撃沈。

JIROが悔し紛れに「はずかしー!」と叫ぶ。

勿論、TERUの圧勝!さすがプリンス!(笑)

 

HISASHI...Fender STRATCASTER。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪電気イルカ奇妙ナ嗜好≫

 

スクリーンに現れるピエロ...どうも1部メンバーが扮しているようだ。

首の傾け方がどう見てもHISASHI、っていう感じのピエロがいるし。(笑)

曲の方では、HISASHIのギターがユラユラ帝国の本領を発揮していた。

ステージ中央でTERUとTAKUROが絡み、ドームは大合唱の渦!

 

HISASHI...Fender STRATCASTER。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪HISASHIソロコーナー≫

 

別名“出ベソ”と呼ばれる動く花道に、HISASHIが現れる。

レクイエム(エヴァンゲリオンより)を演奏しながら、華麗にステップを決めるHISASHI。

それは“TALBOの舞い”と呼ぶに相応しい神々しさで、見る者を惹きつける。

溜息の出るような美しさと、妖艶さがあいまったHISASHIの圧倒的なパフォーマンス。

手にするは“Tokai TALBO ALUMINIUM CLEAR”...。

花道先端の昇降機に身を預け、天上高くせり上がる姿に思わず息を呑む。

かき鳴らすTALBOのネックの先端から花火が吹き出る。

そして、ボディを頭上高く掲げると...すかさず大きな爆音とともに、ボディ部分から花火が炸裂!

愛器TALBOを長い舌で舐め上げたHISASHIは、客席に中指を立てて鮮やかに笑っていた。

 

 

 

≪VIVA VIVA VIVA≫

 

セット全面に映し出される万華鏡のような色彩に目を奪われる。

やがて、花火が点火され...左右にミニ花道が降りてくる。

そして始まったこの曲。

♪VIVAVIVAVIVAで、手招きするような振り付けがツボなこの曲。

もう、会場は大盛り上がり!本当にライブ映えするナンバーだ。

ここでは、TERUとHISASHIがアツい絡みを見せていた。

 

HISASHI...仔タルボ。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪MC≫

「さすがファイナル!すっげーよく声が届きます。

イェイ!本当にありがとう!こうやって1つの空間を楽しめるなんてイイね。

ここで、新曲を聞いてもらいます。別れる時は寂しいけれど...

それだけじゃない、離れてしまってから解かる優しさとかあると思うんだよね。

だから、寂しく辛いだけじゃないんだよ...そんな思いをこめた曲です」

 

 

 

≪Way of Difference≫

 

♪逢いたくて 逢えなくて 長すぎる夜に光りを探しては 独り佇んでいる...

少しかすれ気味のTERUの声が哀愁をさそう曲。

そして後になってから知るのだが、HISASHIはこの時、指を怪我していたらしい。

ソロコーナーでタルボの弦が切れ...その時に指を切ったのだ。

結構出血したらしく、この繊細な曲を弾きこなすのに苦労したそうだ。

拭っても拭っても溢れてくる血...それでも演奏に支障を来たさない、

HISASHIのギタリストとしてのプロ根性に敬意を払いたい。

決して、キレイなだけの男じゃないって事を、改めて実感した。        

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪夢遊病≫

 

地味だし、曲調も穏やかなのに...歌詞はとても激しいこの曲。

TAKUROの心象風景なんだろうか。

TERUの素晴らしい表現力にも拍手を送りたい。

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...Epiphone CASINO。

 

 

 

≪Christmas Ring≫

 

曲とともにかがり火が点され、少しづつ数を増やしていく...。

この曲の時...TAKUROの姿が見えなくなるのは、彼がキーボードを弾いていた所為だと判明。

死角になる1番端の者だけに見える、スクリーンのおかげで。(苦笑)

そして、やはり秀逸なのはHISASHIのソロパート。

#015が奏でる震えるような高音が、物悲しさを加速する。

最後のすすり泣くようなHISASHIのギターは、空気まで揺るがす様だった。

 

HISASHI...Journeyman #015。

この時、相棒の腰がほぼ限界に!座ったら立てなくなると言う相棒の腰をさする。

 

 

 

≪MC≫

 

「今日はキテます!(笑)感動が渦巻いておりますが、そちらのステージはどうですか?

ん?笑った?みんなの半径30センチがステージだと思って、GLAYよりテンションの高い

パワーをもっともっともっとーーーー!!!!」

 

 

 

≪STAY TUNED ≫

 

特効とともに銀のテープが弾け飛び出す。

客席にもライトがあたり、アップテンポの曲で一気に盛り上がりを見せる。

LPSを抱くようにして、ミニ花道にTAKUROが腰掛け、客席に手を振る。

HISASHIのソロパートは、ゾクゾクするほどのカッコ良さ!

 

HISASHI...TALBO PLATINUM BLACK。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪MERMAID≫

 

スクリーンに映し出される、山高帽の紳士はTAKURO。

そのTAKUROの映像に、まるでサブリミナルのようにHISASHI、TERU、

JIROの映像が組みこまれていて、なかなか目が離せない。

ステージでは、TAKUROとHISASHIが熱いリフバトル!

 

HISASHI...TALBO PLATINUM BLACK。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪THINK ABOUT MY DAUGHTER≫

 

今日もHISASHIの真横でカウントを取りながら、出のタイミングを計るTERU。

ほのぼのした詩なのに、なんでこんなに速いの?(笑)

ステージ右側の突端では、TAKUROが柵を乗り越えそうな勢いでヘドバン演奏。

そして、ミニ花道には何故かヤンキー座りのHISASHIが!

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪GLOBAL COMMUNICATION≫

 

「東京ドームファイナル!最後の曲行きます!」というTERUの言葉で、本編の終了を知る。

“ONE LOVE”という合い言葉のもと、会場が一体となっていくのを肌で感じる。

HISASHIの#015の、ビョンビョンという軽妙な音で楽しさ倍増!

TAKUROが珍しく黒のレスポールを弾いてた。

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...Gibson LES PAUL CUSTOM

 

「東京ドームファイナル!最高だった!センキュー!ありがとーーー!」

 

(本編終了)

 

 

 

アンコールを待つ間、スタンドではウェーブが始まる。

すかさずライトアップされる。

その様子は、アリーナからはまさに壮観の一言。

超満員のスタンドのウェーブはとても美しかった。

多分、同じ思いでメンバーも、そしてスタッフの人たちも眺めていることだろう。

(勿論、アリーナにもその波は来たけれど、しっかり乗り遅れてしまった。/苦笑)

 

そして、スクリーンにはアニメのロボットが「オェース!」と登場。

そいつが最初TERUの顔で、「イェイ!」と客を煽っては、「テヲタタケ」なんて指図する。

やがて、HISASHI、TAKURO、JIROの順で顔を代えながら、客席に呼びかける。

 

 

 

客電がついて、いよいよメンバーがステージに姿を見せる。

それぞれにTシャツに着替えて(リーダーだけノースリーブ!)の登場。

 

 

〜ENCORE〜

 

≪TAKURO MC≫

 

「素晴らしいアンコールをありがとう。今日という日を迎えて...

せっかくこういう時間を持てたので少し話します。

学校を卒業して随分経つんだけど、その頃一緒にいた仲間っていうのは

一生ものだと思うんだよね。

俺が詩を書く時、傍らにあるものは、ノートと、辞書と、...烏龍茶なんだけど(笑)

その辞書ってのが、高校の頃の辞書で......俺の持ってる辞書を仲間で回して使ってたんだ。

それが帰ってくる度、余白のところに、友達が、いろんな言葉を書いてたりするんだけど

ある日...作詞をしようと思って、その辞書を開いたら...辞書の隅にメッセージを見つけてね...。

その中に「東京に行っても負けるな」って...細かい文字でびっしりと書いてあった。

3年前くらい前に気が付いたんだけど...いつか、これを歌にしようと思った。

そしてようやく去年...今なら書けそうだと書いた曲が...

 

≪卒業まであと少し≫

 

3年前のドームの時に「もっと大きなGLAYになって帰ってきます」って言葉を吐いたんだけど

もっと大きくなる...とはどういう事だろう...とずっと自問自答してきて...。

あの後、20万人ライブや、HEAVY GAUGEツアーで100本近いライブをこなして...

様々な人と出会い...別れて来た訳なんだけど...。

「別れ」っていうのは...2通りあって...去っていく人と、残された人...どっちが辛いかっていうと

やっぱり、残された方だと思うんだよね。GLAYは残されることが多くって...

一緒に走り続けてきたバンドや、目標にしてきたバンドが解散してしまって

俺たちが追いてきぼりを食った気がしていた。

その中で...どうやったら約束が果たせるのか...ってずっと考えてきて...ようやく答えガ出た。

99年のドームでは、みんなの気持ちを受け止めることができなかったけど...

今は、GLAYの音楽を愛する全て人達の気持ちを受けとめられるくらい、

自分は大きくなった...と自負できます」

 

♪借りたままの辞書のベージに 貴方からの時を超えた優しさを見た

How are you feelinng...?大丈夫...クセのある懐かしい文字

 

ファルセットに近いTERUの歌声...。

その歌声に呼応するかのようなSHIGEさんの切ないピアノのメロディライン。

一気に卒業前の、あの何とも寂しい想いが蘇ってくる...。

そこに、彼(TAKURO)らの高校時代への想いを重ねながら...。

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...アコースティックギター(機種不明)

 

 

 

≪Winter, again≫

 

引き続き...北海道を思わせる曲。

TERUが切々と歌い上げると、厳冬の風景が脳裏に浮かぶ。

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪pure soul≫

 

♪祈るような毎日の中で もっと強く生きてゆけと

少しだけ弱気な自分を励ます もう戻れぬあの日の空...

 

私が今まで聞いた中で、最も感動した pure soul だったかも知れない。

拳を握り締めて歌うTERUの姿に、胸がアツくなった。

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...アコースティックギター(機種不明)

 

 

≪MC≫

 

「これからガンガンスピードナンバーで行くからなーーー!ガンガン行こうぜぃーーー!」

 

 

 

≪Young oh! oh!≫

 

ここで、メンバー紹介。

 

まずはドラムTOSHIさん!

スクリーンには、TOSHIさんのドラムソロに合わせて、「ダダダダダ!」という文字や

「イェーーーイ!」といった文字が踊って、大いに客席を盛り上がらせる。

最後にはしっかり「ジャーーーン!」で締めてた。(笑)

 

続いてキーボードSHIGEさん!

即興のJAZZピアノでスタンダードナンバーを聞かせてくれた。

 

ベースJIRO!

観客に手拍子を要求。そして全身で、ジャカジャカお腹に響く音をかき鳴らす。

 

ギターHISASHI!

ギターを弾いてる筈のHISASHIの手元に、もうひとつ手が!(笑)

これは何て言ったらいいんだろう...「動く手首」?

それを持つHISASHIは嬉々として、弦の上をその指が動き回るのを見ている。

機械仕掛けのその手首には、HISASHIのような繊細なフレーズが弾ける筈もなく

ただかき鳴らすことしかできないのだけれど、いつか...完璧に弾きこなせるようになるのも

遠い未来の出来事じゃないのかも...と思わせる逸品。弾き終わったHISASHIが、

その手首を床に置くと...うごめいていた指が...やがて静かに動きを止めた。

 

ギターTAKURO!

ACIDのイントロ部分を弾いては、ギターを立てるお得意のポーズ。

スクリーンに大写しにされるTAKUROの姿。

 

ボーカルTERU!

開脚ジャンプでセンター花道へ。それにタクローが続く。

大いに客席を煽りながら、ステージへ。

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪彼女のModern...≫

 

思いがけず始まったこの曲に狂気乱舞。(大袈裟/笑)

でも、この曲はHISASHIとTAKUROによるツインギターの掛け合いと

あの...華麗なHISASHIのソロパートが見れる!

久々に聞くナンバーに、 自然に躰が動き出す!

そして...いよいよHISASHIのソロパート!......という時に...聞こえてくる筈の音が来ない!

スクリーンには、すっかり止まってしまったHISASHIの指が大写しにされている。

そして、パーンしたカメラが捕らえたのは...TAKURO曰く、「薬師丸ひろこ」ばりの笑顔だった。

この時のHISASHIは、すっかり頭が真っ白になっていたそうだ。

ミスだったら、当然悔しい想いで一杯になるだろうけれど...この時は本当にフレーズを

忘れてしまったのだそうだ。其れ故の笑顔...。

TAKUROの方を見て、思わず笑ったHISASHI...。

続くTAKUROのパートでは、そんなHISASHIを気遣うように、目線をHISASHIに向け

リフを奏でながら笑顔を送るTAKURO...。

そんなふたりの掛け合いは、いつも以上に息が合っていたように思えた。

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪誘惑≫

 

ここで誘惑...。TERU...大丈夫かしら?...の心配通り、やらかしてくれた。

歌詞飛ばし1回、歌詞まちがい1回...彼にとってこの誘惑は鬼門なのか...?

双璧にはHOWEVERもあったりするが。(苦笑)

そして、HISASHIは...というと、あのスピード感のあるソロのリフを完璧に弾いていた。

体験したことはないけれど、気持ちはすっかり“我が子の発表会を見守る母”の図だった。

キッチリ弾き終えた時、思わず拍手してる自分がいた。(笑)

 

HISASHI...Journeyman #015。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪SHUTTER SPEEDSのテーマ≫

 

「東京ドーム!」短いJIROのMCで始まったこの曲!

もう、何が来てもOKなくらい、カラダが動き出す!(笑)

下から見上げると...超満員のスタンドが、東京ドーム全体が揺れてる感じがする。

そしてHISASHIは、ここでもカッコいいソロパートを決め、「どうだ!」と言わんばかりに

中指を立てていた。

 

HISASHI...TALBO PLATINUM BLACK。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

≪ACID HEAD≫

 

あぁ...遂にこの曲が!

最高に楽しかったファイナルの終焉の曲。

ギターを立ててはかき鳴らすTAKUROのイントロ。

ギターを抱えたまま...ステージの端から端へと走り抜け、客席を煽る煽る!

長い長い序曲は...やがてTERUの歌声で疾走する。

ステージも会場も一体となって、ジャンプ、ジャンプ、ジャンプ!

精も根も尽き果てるまで...。

お約束の♪NO MORE HERO〜では、TERUとHISASHIの掛け合いが。

斜に構えた格好で黒TALBOを弾き、「ニャオモァヒロォ〜!」と叫ぶHISASHI。

最後の決めのジャンプは、TERUと一緒に観客も飛んだ。

そして、特効が炸裂!

東京ドームファイナルが終わった.......。

 

HISASHI...TALBO PLATINUM BLACK。

TAKURO...Journeyman L.P.S。

 

 

 

「センキューーー東京ドーム!」

「東京ドーム最高ーーー!」

「ありがとーーーーー!」

 

何度も何度も叫ぶTERU。メンバー全員、ステージの右端から左端へと挨拶に。

そして、中央花道へと...。

TERUが、「GLAYは幸せです!この場を借りて、みんなにもスタッフにもお礼が言いたい。

ありがとーーー!ここに宣言します...」 と言って言葉を切るものだから

え?何?活動休止宣言でもやろうってか?とあらぬ邪推をしてしまった私。

続く言葉はこうだった。

「GLAYに携わってくれたスタッフや、全国から参加してくれたみんなは日本一だと。

本当にどうもありがとーーー!」 本当にもう...最後までハラハラさせてくれて...。(笑)

 

最後は全員で(勿論、客席でも隣の人と手を繋いで)一斉にジャーンプ!

会場からも、「ありがとーー!」の声が上がる。

ステージ上のメンバー達も、それぞれに叫びながら、名残惜しそうに袖に消えていく。

その足取りは、全力を出しきった様子で、かなりフラフラしていた。

 

フラフラといえば...。

喘息持ちの私と、腰痛持ちの相棒も...ご多分に漏れずヨレヨレになっていた。(苦笑)

それでも、帰りの高速バスの時間があるので、規制がかかる前になんとか脱出。

通路から、エンドロールを眺めていた。

もしやの期待むなしく...Wアンコールはないまま、締めの花火が上がった。

 

こうして、私の初のファイナル体験が終わった.....。

ファイナルがこんなにいいものだと言う事を知ってしまった以上...

この次もまた、是非、参加しようと心に決め...ドームを後にしたのだった。

 

 

 

 

 

Written by  MIKO

 

 

 

 

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