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梅雨のさなかだというのに、じりじりと照りつける太陽......。
大阪城ホールでのライブの前に、かねてからの計画通り、天王寺まで足を伸ばして
大阪市立美術館で開催されている「フェルメールとその時代展」を見に行く。
かなり時間的な余裕をもって来たのだけれど、美術館に入るのになんと60分待ち!
せっかくここまで来たんだから...と自分に言い聞かせて、行列に加わったのが2時30分。
容赦なく照りつける太陽に閉口しながら並んでいると、どんどん繋がっていく行列の
最後尾では待ち時間90分のアナウンスがされていた。(やれやれ…)
それでも、ゆっくりではあるが歩を進めていくうちに、美術館の建物の陰に差しかかり
直射日光を避けられると、涼しい風がわたって......。
はじめて、そこが美しい庭園だったことに気付く。
きっかり60分......ようやく館内に入れた。
だが、入室までにまた、10分ばかり中で並ばされてしまう。
お目当てのフェルメールの作品に対面できたのは、3時45分を少し過ぎていた。
とにかく!時間がないので...興味ない作品には目もくれず、フリートとマース以外は
完璧に流して、フェルメールの作品5点を展示してある部屋へ直行。
ここだけは、たっぷりと堪能する。
ごった返している美術館での鑑賞のコツは、最前に立たない事。
最前だと、波に押されてゆっくりと作品を味わえないから。
波に影響されない場所で、じっくり見た方が、その作品と対峙できる気がする。
そして、いよいよ≪青いターバンの少女≫と対面!
その...息を呑む美しい絵は、まるで...そこに少女が息づいているような錯覚にとらわれる。
そこだけが、異次元空間のように切り取られた窓から、少女が覗いているようだ。
この時も、誘導の若いスタッフの背後に張りついて、かなり長い間その少女を見つめていた。
しばらくは...その絵と言葉のない対話を楽しむ...。
......はっ!と気がつくと時計は4時半!...そろそろ、大阪城ホールに行かなくちゃ!
フェルメールの作品に出会えた喜びもつかの間...。
やっとの思いで入館した美術館を、そそくさと後にして、天王寺の駅へと急いだ。
環状線の内回りで、大阪城公園駅に着いたのが5時を少し過ぎた頃...。
駅を降り立つと、お決まりのように佇んでいるダフ屋の姿。
大阪城公園の中は、思い思いの格好でライブに臨む人達と、立ち並ぶ屋台の群れで、
まるでお祭りのような雰囲気...。
公園横の並木の向こうには、大きな川が流れていて...。
時折、水上バスが気持ち良さそうに水の上を滑って行く...。
強かった日差しも、この頃になると爽やかな風が吹いて...しのぎやすくなっていた。
5時30分...開場。
木陰に座って涼をとっていた私は、少し遅れて会場に入った。
座席は…神戸の時よりも前で、通路側だった。
思ったより、ステージに近かったので、『今日は期待できる...♪』と。(笑)
SEは低音が響く、割と静かな感じの...どちらかと言えばリズムボックス的な印象の音。
それが暫く続くと、一転してビートの効いたスピード感のあるサウンドに。
やがて...ソプラノの歌声の代わっていって...。
その印象的な変化が、聴いていても“飽き”を感じさせないものになっていたと思う。
それをBGMに、アンケートを書く!ひたすら書く!......あぁ!それなのに......。(バカ!)
...やがて、客電が落ち......。
6時40分...開演。
スクリーンにHGの文字が浮かび上がる。一斉に立ちあがるオーディエンス。
HGの文字が消え、めまぐるしく変化する文字や映像がスクリーンを駆け巡る。
ステージの奥に、せり上がってくるメンバーの姿が影絵のように浮かび上がると
ボルテージは一気にMAXに!。
スクリーン全体から放たれる、ブルーを基調とした光の帯...。
地の底から湧き上がって来るような重低音がホールを圧倒的な存在感で支配し始める。
≪1曲目♪HEAVY
GAUGE≫
ツアーの定番...といえるオープニングのこの曲!
ブラックライトのような青い光の中、聞こえてくるのはサウンドとTERUの歌声。
VJのクルーが見せる色彩の演出が、HEAVYなこの歌に彩りをもたらす。
照明の関係で、HISASHIのギターが確認できず...シルエットはタルボだった。
TAKURO…Journeyman L.P.Sを使用。
≪2曲目♪FATSOUNDS≫
私の回りでは、ほとんどの人が一緒にひゃ――――――→って叫んでた!(笑)
最初っから縦ノリ。
ダイッキライと言えたらそれだけで「OK!」とOKマークの指を突き上げる!
どうしたの???というくらい、観客の動きにまとまりがある。
TERUも楽しくてたまらない!という感じでマイクスタンドを振りまわす。
HISASHI...TALBO PLATINUM BLACK。
TAKURO...Journeyman L.P.Sを使用。
客電が点き、ステージの照明も眩しいほどの光に照らされ、ようやく衣装の確認ができた。
(衣装)
HISASHI/黒のジップアップロングコート。(胸と背中にキラキラ光るワンポイント蟻!)
黒の短パン、黒のブーツ。髪は右半分が茶髪で左モヒ側がシルバー。模様は“剣”っぽかった。
TAKURO/ピタッとした感じの黒の半そでシャツ。襟元が開いていてかなりSexy。
胸元にはシルバーのネックレスが。パンツはストーンウォッシュのデニムだったと思う。
TERU/黒のTシャツ(袖にハーケンクロイツの模様蟻)黒のカーゴパンツ。
JIRO/黒のTシャツ。首にチョーカー。パンツは...すまん!覚えてない......。
≪3曲目♪誘惑≫
もう、手振り全開!!!(笑)
この日のTERUは、歌詞を飛ばす事もなく、完璧に唄い切った。
勿論、HISASHIのソロパートは絶品!黒タルボ炸裂!!!
TAKUROがTERUの右側に廻り込み、体勢を低くしてTERUを煽ると
それに応えて、TERUがTAKUROに挑みかかるように歌うというパフォーマンスが......。
TAKURO...Journeyman L.P.Sを使用。
≪4曲目♪ビリビリクラッシュメン≫
JIROのベースが空気を振動させる。(TopDog JIROシリーズだったと思う。)
気が付くと、通路を挟んで斜め横の2つの空席が、何時の間にか埋められていた。
多分、会社帰りのオトコ2人組...。ビジネススーツにネクタイ姿...書類バッグ...。
その彼らが上着を脱ぎ、ネクタイを外して、すぐさまライブへの臨戦体勢に入り、
いきなり手振りをしてくれた。そんな彼らを見て......何だか嬉しくなってしまった。
この曲では、HISASHIがクルクル廻っていたのが印象に残る。(クルクル尚!/爆)
HISASHI....TALBO PLATINUM BLACK。
TAKURO...Journeyman L.P.Sを使用。
≪5曲目♪生きがい≫
ここでも、VJの演出が効果的に生かされていた。
バックのスクリーンが、曲の流れとともに、ブルーから夕焼け...もしくは日の出を思わせる
ゴールドのライトに変化していく。
スモークを使っているので、光の束が...まるで宗教画のような神々しさを感じさせる。
HISASHI....Journeyman#015に。
TAKURO...Journeyman L.P.Sを使用。
≪6曲目♪ここではないどこかへ≫
HISASHI
...Journeyman#015。
TAKURO...Ovation99(エレアコ)にチェンジ。
とにかく、TAKUROのギターを弾く姿が、凄くカッコいい!!!
胸元の開いた、ぴったりとした黒いシャツ...ギターを爪弾く指の動き...長い脚...。
どれをとってもこの上なくセクシーで...。
勿論...HISASHIの方も負けてはいないけど。
HISASHIの場合...ますます美しさと華麗さが際立ってきている。
ほぅ〜っと見惚れていると、横の通路をネスター氏が巡回して行った...。
曲が終わり...客電が落ちたあと、チューナーやエフェクターを搭載してある
ラックの前に置かれた、ペットボトルの水を飲みに行くHISASHI。
タオルで汗を拭き取る時も、決してゴシゴシではなく、ちょん、ちょんと押さえ拭きする
細やかさが、HISASHIらしい...と。(笑)
(MC)
TERU「大阪は元気がいいねー!...最高やんけ!(笑)もっともっと大阪城ホールを
ガンガン揺るがしたいんで。OK!みんな!GLAYについて来いよーーーー!!!」
≪7曲目♪LOVE SLAVE≫
TERUとオーディエンスの掛け合いが、凄かった!
まとまりがあると言うか...とにかく、TERUの思い通りに客席が動いている...。
多分...ステージから見たら、そんな感じだったと思う。
きっと気持ちよく歌えた事だろうな...と。
HISASHI....TALBO PLATINUM BLACK。
TAKURO...Journeyman L.P.S。
≪8曲目♪Freeze My Love≫
イントロが始まった瞬間...ゾワゾワと総毛立つのが判った。
縁がなくて、今まで一度もナマで聞いた事がなかったこの曲......。
TERUの歌を聴きながら、不覚にもウルウルしてしまう。
でもここで視界をぼやかしてる場合じゃない!
HISASHIとTAKUROのリフ合戦を見ずして、何の為のこの曲だか!
バックのスクリーンに大写しになった、2人の姿。
上手と下手に分かれた2人を、画面を二分して映すという、VJクルーの粋な計らいで
同時に、彼らの指の動きやパフォーマンスを見ることができた。
パート毎に互いのアイコンタクトで次のリフを促す時の「どうだ!」という
挑発的な仕草が、すっごくクールで格好いい!
そして、コーラスはJIROが担当...。
もう、この1曲の中にあらゆるエッセンスが集約されてたように思う...うん満足!
HISASHI....TALBO PLATINUM BLACK。
TAKURO...Journeyman L.P.S。
≪9曲目♪彼女のModern...≫
最初から、TERUがTAKUROに絡む絡む。(苦笑)
ひとしきり煽りを入れた後、TERUはJIRO側へ。
反対にJIROがTAKURO側に。
TAKUROはHISASHIの隣に移動して、またまたリフ合戦!
もう...この2人のツインギターによるリフバトルは、私をこよなくアツくしてくれる!
最終的には、TERU、HISASHI、TAKURO、JIROの順で一列に並び、4人アルフィー状態。(おぉ!)
≪10曲目♪HAPPINESS≫
HISASHI....Journeyman#015。
TAKURO...キーボード(コルグSG pro X)に。
一転して、静かに始まるTAKUROのストリングス。
動から静への転換は、このツアーの見せ所でもある。
やっぱり、攻めるだけじゃぁね...緩急って大事な要素だと思う。
スクリーンに浮かぶエメラルド色の光の効果が、TERUの奥行きのある歌声に
よりいっそうの深みを与えていた。
HISASHIがソロパート後、スポットライトが消えたあと袖口で汗を拭っているのを確認。
≪11曲目♪LEVEL DEVIL≫
聞き覚えのあるSEが流れて...Aメロが始まると場内が明るく照らされて一気に熱を帯びる!
HISASHIがTAKURO側に来て、ずっと弾いていた。
そして、HISASHIの後ろから折り重なるようにTAKUROが弾くという珍しい場面も。
HISASHI....TALBO PLATINUM BLACK。
TAKURO...Journeyman L.P.S。
(VJ紹介)
ツアー名物になりつつある、VJ紹介。
今回の映像のメインは“通天閣”と“大阪城”...どちらもライトアップされた夜の景色。
でも!何よりビックリしたのは...この時歌ったのがネバマイの「What’s goin’ on」
だったこと!
もう、何の事だか訳のわからない客もみんな“What’s goin’ on!What’s goin’ on!”
とTERUと一緒に歌う歌う!
\(^O^)/万歳!極悪トニー!!!
≪12曲目♪MARMAID≫
何度か聴いて行くうちにメロディーラインが見えてきて、ノリ方も解って来た感じ。
メッセージ性の強い歌詞と、スピード感のあるハードなビートが、ライブをこなして
どのように成長していくか...楽しみな曲だね。
HISASHI....TALBO PLATINUM BLACK。
TAKURO...Journeyman L.P.Sを使用。
≪13曲目♪COME ON!!!≫
TAKURO×TERU、HISASHI×JIROがそれぞれに絡む。
掛け合いの時には、TERUがHISASHIを捕まえて“Come on!”とマイクを向け
HISASHIが“Over the top!”と、よく通る声で返す。
もう、本当に客席はめちゃめちゃ縦ノリで、みんな、楽しくって仕方ないって顔している!
HISASHI....TALBO PLATINUM BLACK。
TAKURO...Journeyman L.P.S。
JIRO...TopDog JIRO‐03。
≪14曲目♪SURVIVAL≫
いつの間にか、TERUがTシャツを着替えている。(模様違いの黒のTシャツ)
TAKUROがお得意のポーズ(胸に親指を立てる仕草)で客席を煽る煽る!
HISASHIが、ちょっとお茶目な音でアレンジを...これって、彼なりのジョーク?
(MC)
TERU「ありがとーー!大阪!...あと1曲で最後になってしまうんですけど、
ステージから見てると、思い思いの楽しみ方をしているな、と。
ライブってこうだよ!って思う。
4月15日から、このHEAVY
GAUGEツアーを続けてきて、
自分たちの理想とするライブの在り方っていうものを提唱してきたけれど、
解ってくれてありがとう!大阪!って言いたいです。
凄く楽しい1日になりました」
(ここで、客席から“あいしてるー!”の声が!)
「(笑)本当に嬉しいわ........自分たちが生活していく中で、
本当にね、いい人生を送って欲しいと思います。
お互い、頑張りましょう!...それでは、直接ナマの声で歌ってあげたい曲です」
≪15曲目♪Will Be King≫
HISASHI...固定してあるシタール(Jerry Jones ELECTRIC SITAR)
とJourneyman#015を使用。
そしてTAKURO...Alvarez by K.Yairi WY-1。
海に沈む夕日...ビルの町並み...港...スクリーンに映し出される様々な映像。
青い空、白い雲...夕焼けの空...夜景...そして朝へ...青い空...。
そんな、淡々と過ぎ去る時間の流れを映し出してゆく。
TERUの力強い歌声と、それをサポートするTAKUROのコーラス。
そして、HISASHIのシタールが澄んだ音色を響かせる...。
TERU「ありがと―――!大阪―――!」
HISASHIがピックにkissして客席に投げる。TAKUROが両腕を上げて歓声に応える。
JIROとTERUはステージの端から端ヘ手を振りながら、ステージ袖へと入っていった。
(本編終了)
(アンコール)
≪アンコール1曲目♪Savile Row 〜サヴィルロウ3番地〜≫
なんと...“You’re my precious...Everythng must pass oh oh oh”の部分を
TERUが高いパートで歌って、メインのパートをオーディエンスが歌うという快挙が!
それも、しっかりハモってる!気持ちいいくらい...マジで凄いぞ!大阪!!
HISASHI...TARBOSAURUS#001。
TAKURO...Rickenbacker 366−12。
JIRO...Gibson EB-V。
≪アンコール2曲目♪生きてく強さ≫
これでもか!というくらいステージと客席が一体となっていく。
TERUにマイクを向けられると、大合唱で返すオーディエンス。
曲が終わる頃には、声が嗄れそうになっていた。(はぅ...)
HISASHI...メタリックブルーのTARBO...機種の特定できず。
TAKURO...Journeyman L.P.S。
≪アンコール3曲目♪S.Sのテーマ≫
JIROがメインのマイクスタンドの前にスタンバイ...ということでこの曲!
JIRO「最高の夜だぜ!」と一言。
ひときわ高くなる歓声!JIROも気持ち良さそうに歌い出す。
TERUは虎視眈々とJIROのマイクを狙ってる...その表情がまた凄く嬉しそう!
本来、この曲はTERUとJIROの掛け合いがメインになりがちだけど...。
実は、HISASHIのソロが秀逸!激しくてノイジーな音を繰り出すその指使い。
ゾクゾクするほど格好いい!!!
≪アンコール4曲目♪ACID HEAD≫
え...?もう?それならば...と首に掛けていた双眼鏡(ライブ必須アイテム)を
椅子に置いてこちらも準備OK!
(この時点で...じん帯断裂のことは、すっかり頭から消えうせている/爆)
“ブーツに潜むカプセル”という歌詞にちなんでか、スクリーンから
ゼリービーンズのような色とりどりのカプセルが、溢れ出す。
TERUとHISASHIの掛け合い。
TAKUROが前面に出てきて客を煽る。
ステージと客席が完全に一体化して、盛り上がる盛り上がる!
足の事も歳の事も(爆)完全無視で、ここぞとばかりにジャンプする!
HISASHIもタルボの光線銃サーキットのスイッチを入れて、あの独特の音を炸裂させている。
JIROもジャンプする。
楽しい!こんなにも楽しいライブって最高!
そして...特効によって、ライブの終焉が告げられる...。
TERU「ありがとう――――大阪――――!!!ありがとう―――――!!!」
メンバー全員で手を振り、思い思いにピックを投げたりして...。
HISASHIが気持ち良さそうに、両腕を上げて拳を振り上げていたのが印象的だった。
しかし...あれ?もしかして...“メンバー紹介してないじゃん!”
...と思わず突っ込みを入れる...。(ま、いっか/笑)
時計を見たら、8時45分!早く出なきゃ、電車に間に合わない!!!
...というわけで、エンドロールは省略して、相棒とそそくさと立ち去ることに。
「スッゴイ感動した〜!」と喜ぶ相棒と、「ホント最高だったよね〜!」と話ながら、
足早にホールを出ようとして...「ぎゃー!!!しまった!」と叫ぶ私。
「せっかく書いたアンケート用紙...座席に置いてきた〜(涙)」
最後にトホホな事態になってしまったけれど、あんなに楽しめたライブは初めて!
例の勤め帰りのオトコ2人組も、それはそれは嬉しそうにライブを楽しんでたし。
手振りは勿論、ずっと一緒に口ずさんでた...汗をいっぱいかきながら。
何よりも...今回このライブで感動した事は、観客のマナーの良さ。
バラードでの手振りは一切ナシ...MCもほとんど静かに聞いていたし。
とにかく、ノル時には思いきりノル...聴く時には、静かに聴き入る...。
それがちゃんとできていた様に思う。
多分、GLAYも気持ちよくライブができたのではないだろうか。
このHEAVY
GAUGEツアーを通して、GLAYとファンが一緒に成長して行く過程が
垣間見れた気がした。
後半戦のライブを今から心待ちにしながら、大阪を後にする...。
MIKO
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