[GLAY ARENA TOUR 2000 "HEAVY GAUGE " in Koube]

Written by Miko

GLAY ARENA  TOUR 2000 “HEAVY GAUGE”

2000/5/21(日)  神戸ワールド記念ホール

 

 

 

ポートライナーを市民広場で下車すると、木立の向こうに赤茶の

楕円形のドームが目に飛び込んでくる...。

眩いばかりの日差しの中に、それは建っていた。

神戸ワールド記念ホール。

GLAY神戸公演の最終日。

少しばかり早く着いてしまった私は、歩道の日陰で時間をつぶしていた。

時折聞こえてくるリハーサルの音に、耳を傾けながら。

前日の評判が良かっただけに、今日はどんなライブを見せてくれるのかと期待が膨れる。

漏れ聞こえてきた“HEAVY GAUGE”の力強い演奏と歌に、

メンバーの今日の意気込みが、伝わってくる様だった。

 

開場...。

ホール内は独特の、喧騒と、たち込めたスモークとで空気が澱んで見えた。

HISASHIが創ったSEが流れる中、次々と埋まって行く客席。

あいにく私の座席は、今までのGLAYライブの中では、最悪の場所だったかも。

それでも、聞き覚えのあるあの“ブレアウィッチ”の叫び声を認識すると、

HISASHIの遊び心を垣間見れた喜びに浸ってしまう。(苦笑)

 

 

そして、いよいよ客電が落ちて...客席からどよめきが溢れ出す。

重厚なストリングスが奏でられると、どよめきは怒涛のような嬌声となって

会場は一気に熱を帯びていく。

後ろのスクリーンが映し出す映像は、どこか幻想的でしかも色彩が美しい。

“今までにない試み”というように、それ(スクリーン)自体が

一種の作品として成り立っているような感じがした。

 

≪1曲目♪HEAVY GAUGE≫

重低音の調べとともに踊る光のベクトル。

スクリーンから発せられる幾何学的な映像をバックに、ブルーを基調とした照明を受けて

メンバーの姿が、浮かび上がる。

何もかもを呑み込んで行くような、圧倒的な音の洪水に鳥肌が立つ思いがする。

これが、“ショー”ではない、“ライブ”のはじまりだった。

 

≪2曲目♪FATSOUNDS≫

初のナマひゃ―――――――→!(笑)もう、姿が見えなくてもノッてしまえば

コッチのモノ。ライブは楽しまなくちゃ!そんなわけで、スクリーンに映像が出ないと

HISASHIが仮面付けているのか、メンバーがどんな衣装着ているのか、

まるで把握できず。この際、諦めてとにかく音を楽しもうと心がけた。(強がり/苦笑)

 

≪3曲目♪COME ON!!!≫

息つく暇もなく、ハードなナンバーが続く。

この時やっとスクリーンがメンバーを映し出して、それぞれの衣装の確認ができた。

 

(衣装)

HISASHI/アースブルーのジップアップ・ロングコート。

肩から腕にかけて黒いラインが入っている。深いスリットからは勿論、美しいナマ足。

噂の左側モヒカンは、想像以上によく似合っていた。

 

TAKURO/黒のロングジャケット。裾に鋲が打ってある。

パンツはグレーのマーブル柄。ジャケットの下には、赤いTシャツ。

 

TERU/上は黒いTシャツ。パンツも黒でラムの革パン(つや消し)。

 

JIRO/上だけしか確認できず。デニムにスパンコールのジャケットと黒Tシャツ。

 

ここまで、HISASHIはTALBO PLATINUM BLACK(通称黒タルボ)

TAKUROはJourneyman L.P.Sを使用。

 

(MC)

TERU「神戸――!まだまだGLAYに負けてるぞ――――ッ!もっともっと

思いっきりアツくなろうぜ――――――――ッ!!!」

 

≪4曲目♪彼女のModern...≫

ギターはそのまま。最初から飛ばしまくる!HISASHIが珍しく初めから

TAKUROサイドで演奏…まるでTAKUROを挑発するかのように。

そして例のごとくツインギターによるリフ合戦!!!

2つの音が、絡み合い交わり合いながら創り出すアツイ旋律。

私にとっては最高にドキドキした瞬間だった。

 

≪5曲目♪口唇≫

縦ノリの曲が続く。見渡すと、会場全体が縦に揺れている感じ。

TERUの声もよく出ていた。そしてHISASHIのソロのパートでも

やはりその音色を生かしていたのは、黒タルボだった。

 

≪6曲目♪生きがい≫

ここでHISASHIがJourneyman#015に。

ギターとベースのイントロがあたたかい曲調とあいまって、優しい世界観を創り上げる。

今までの縦ノリが、一気に横ノリへと変貌してしまった。

 

≪7曲目♪ここではないどこかへ≫

TAKUROのギターは多分Ovation99(エレアコ)

HISASHIはJourneyman#015。

ここまで、たたみ掛けるように続く曲の数々に、“ライブらしさ”を感じてしまう。

 

(MC)

TERU「ここで、新曲を聴いてもらいたいと思います....」

 

≪8曲目♪いつかまた逢えるときまで≫

明るい曲調の歌。春のようなイメージの曲なのに、歌詞は“恋は真夏のように”とか

“君の悲しみの果てに”という言葉が。

TERUはエレアコ(Alvarez by K.Yairi WY-1)

HISASHIはJourneyman#015。

TAKUROはキーボード(コルグSG pro X)に。

 

引き続きTAKUROによるソロ。

アルバムHEAVY GAUGEの“Summer FM”の後に流れるストリングス。

そして…次の曲へと。

 

≪9曲目♪HAPPINESS≫

TAKUROのキーボードに、HISASHIのギター(Journeyman#015)が重なり

静かに歌い出すTERUの声を加えて、甘く切ない雰囲気に会場内が包みこまれてゆく。

バックに映し出された青と緑を基調とした光の演出が、とても美しくて。

この曲が持つ、静かだけど深く激しい情感を、効果的に表現していた気がする。

 

≪10曲目♪MERMAID≫

少しの小休止があり...いつの間にかジャケットを脱ぎ、赤いTシャツ姿のTAKURO。

ギターは多分TAKUROはRickenbacker 366−12。

HISASHIは黒タルボ。

これは縦ノリ系の曲。スピード感があって、今後、ライブで盛り上がりそうな曲だと思う。

途中、TERUがHISASHIの右側に回り、肩を抱いて顔を近づけようとしたところ、

HISASHIに“ススス...”といった感じで後ずさりされ、逃げられてしまうという場面も。

 

≪11曲め♪LEVEL DEVIL≫

HISASHIのSEが流れ、後ろのスクリーンに様々な映像が!

今回、神戸ライブに合わせて、携帯の着メロをこの曲にしたので、

結構、思い入れが強かったりする。(笑)

勿論、ガンガンぶっ放すGLAYとオーディエンス。

そして勿論、HISASHIは黒タルボ!

 

≪12曲目♪LOVE SLAVE≫

この曲...TERU氏、随分と歌詞が飛んでしまう。

だがしかし!そこは何事もポジティブな彼のこと、オーディエンスに歌わせるという

手法で、難なく乗り切ったつもりだろうけど、実際はかなりカラオケ状態になっていた

という事実は否めない...。(もっと頑張りましょう/苦笑)

 

≪13曲目♪SURVIVAL≫

去年、ドームで聴いたものとは、あきらかに違うグルーヴ感。

数をこなして、こなれた...というよりも、より完成されたイメージが。

曲が成長して行くっていうのは、こういう事なんだ…と実感した。

 

≪14曲目♪誘惑≫

もはや、GLAYのスタンダードになっている曲だと思う。

“ロックバンドGLAY”の魅力を最大限に引き出している感がある。

やはり、HISASHIのソロパートは、いつ聴いても鳥肌が立つくらい凄い!

 

(MC)

TERU「今回、HEAVY GAUGEというアルバムを創った時に...迷い、戸惑い...

様々な不安を抱えていました。......こうしてツアーが始まって、ステージに一歩足を

踏みいれた瞬間...みんなを前にした時...不安だとか、見えない壁だとかを壊せたような

気がします。HEAVY GAUGEというアルバムを聴いて、みんなも頑張って欲しいと。

そして、GLAYがみんなの支えになって行けたら...すっげー嬉しいです。

今日この時、曲に触れ合ってる瞬間...みんなが幸せであって欲しいと思います。

今日はね、ホントすっげー最高のライブだった!......残念だけど、これが最後の曲です。

HEAVY GAUGEの中で、GLAYが大切にしている曲です...“Will Be King”」

 

≪15曲目♪Will Be King≫

本当に...TERUの心の叫びが聞こえた気がした。

そして...HISASHIの奏でるシタールの澄んだ音色に、心が洗われたような気がした。

TAKUROのエレアコが、HISASHIのジャーニーマンと重なり合って、

優しく、力強い音を刻んで...アンプラグドの時とは全然違うシンプルな印象を持った。

JIROのベースも秀逸だった。

HISASHIは固定してあるシタール(Jerry Jones ELECTRIC SITAR)

とJourneyman#015。

そしてTAKUROは何故かTERUのアコギ(Alvarez by K.Yairi WY-1)を使用。

 

TERU「ありがとう―――――!!!!ありがとう!神戸――――!!!!」

 

(本編終了)

 

≪アンコール1曲目♪Savile Row 〜サヴィルロウ3番地〜≫

メンバー全員、ツアーTに着替えて登場。

アンコールの1曲目がこの曲なのも、HEAVY GAUGEツアーらしさが出ていると思う。

HISASHIはJourneyman#015。

TAKUROはJourneyman ST TYPE【TAKURO CUSTOM】。

 

≪アンコール2曲目♪生きてく強さ≫

明るい照明のもと、元気を貰えるこの曲で、会場は一気に盛り上がる。

会場を見渡すと、みんなの幸せそうな顔が見て取れる。

大合唱が、TERUの歌声と一緒になって....物凄い一体感を味わえた。

HISASHIは黒タルボ、TAKUROはJourneyman L.P.S。

最終曲まで、ギターはそのまま。

 

≪アンコール3曲目♪S.Sのテーマ≫

お決まりのように、JIROがマイクスタンドの前に立つと歓声が沸きあがる。

この日は、日曜日...しかも関西ということもあって......。

(MC)

JIRO「疲れたからと言って、12時から寝ないでね!」とクギを刺すコトを忘れないJIRO。

(言わずと知れた...ちゃんと、バギークラッシュナイトを聴くように、とのお達し/笑)

いつものように、TERUとJIROの掛け合いがあって...。

HISASHIのソロパートの後、軽くメンバー紹介。

“あくまでもシンプルに”“よりライブらしいライブ”を心がけたステージなんだ!と

改めて感じた。この辺が“硬派なライブ”たる所以なのだと思った。

 

≪アンコール4曲目♪ACID HEAD≫

ラストナンバーは、やはりこの曲!!!

もう、見えなかった鬱憤を晴らすように、痛む足(じん帯部分断裂/苦笑)のことも

忘れて、思いっきりジャンプしていた。カラダが勝手に反応してしまう。

そして、ここで特筆すべき出来事が。(笑)

またしてもTERUにつかまったHISASHI。(笑)

『今度は逃がさん!』とばかりに、HISASHIの首をガシッと抱きかかえたTERU。

♪退屈な夜も〜♪と歌うTERUにマイクを向けられたHISASHIは、観念したように

♪グルグル廻る♪と続ける。ギターを弾きながらなので、かなり辛い体勢。

TERUの満足そうな顔と、HISASHIの迷惑そう?な顔が好対照だった。(笑)

 

TERU「ありがとう神戸――――!!!最高でした!!!サンキュ―――――!!!!

ありがとう!!!ありがとう――――――!!!!!」

最後にタオルを客席に投げたTERU。客席に手を振るHISASHI、TAKURO、JIRO。

最後の最後まで、一切の虚飾を捨てた、真のGLAYの姿を見せるステージだったと思う。

このツアーが、GLAYの今後を左右していくんだろうな、という予感を抱きながら、

心地よい疲労感と共に席を立って、ホールを後にした。

 

  Miko

(後書き)

今回、本当に見えなくて...あんまりレポできてないけど、

それなりに雰囲気が伝わったら、と思いながら頑張って書いてみました。

ギターの表記に一部間違っている所があるかも知れません。

ご指摘があれば、是非お知らせください。   Miko

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